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T-PEOS、真鍮とアルミを筐体に採用した低価格ダイナミック型イヤフォン3機種

 eme audioは、T-PEOSのイヤフォン新モデルとして、「RICH300」、「POPULAR II」、「BAGUETTE」の3機種を9月上旬に発売した。一部の専門店で販売を開始している。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は「RICH300」と「POPULAR II」が各4,000円前後、「BAGUETTE」が5,000円前後。

「BAGUETTE」

 いずれのモデルも、筐体に真鍮とアルミニウムを使っているのが特徴。「POPULAR II」は樹脂も取り入れ、角度をもたせた独特の形状を採用している。カラーバリエーションは「RICH300」と「POPULAR II」がどちらも黒、赤、白。「BAGUETTE」は黒と赤を用意する。

「BAGUETTE」の黒モデル
「RICH300」の黒モデル
「RICH300」の赤モデル
「RICH300」の白モデル
独特のハウジング形状を採用した「POPULAR II」の赤モデル、白モデル

 3モデルとも、ダイナミック型のドライバを搭載。「BAGUETTE」は10mm径ユニットを採用している。

 インピーダンスは32Ωで共通。再生周波数帯域は「RICH300」と「POPULAR II」が20Hz~15Hz、「BAGUETTE」が20Hz~20Hz。重量は「RICH300」と「BAGUETTE」が各7g、「POPULAR II」が17.3g。

 3サイズのシリコンイヤーピースを同梱。ケーブルにはマイクを備えている。

音を聴いてみる

 音の傾向は、「BAGUETTE」がバランスの良いモニターライクな音作り。「RICH300」もバランスは良好だが、やや低域を強めにした印象。「POPULAR II」は低域、高域ともに力強く、やや強調感のあるドラマチックなサウンドだ。

 いずれも低価格なイヤフォンだが、「BAGUETTE」と「POPULAR II」の完成度は高く、価格を感じさせないクオリティ。金属筐体の質感も良い。

 「POPULAR II」は派手目な音作りだが、抜けの悪さは無く、モコモコしたこもりは感じられない。音楽を楽しく聴きたいというニーズには、「POPULAR II」がマッチする場合もありそうだ。

(山崎健太郎)