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パナソニック、「ケーブル4K」対応のCATV STB。変換機追加で'16年の4K BS視聴も
(2015/11/19 12:54)
パナソニックは、12月1日に開局するCATV業界共通の4K専門チャンネル「ケーブル4K」の受信に対応した2TB HDD内蔵CATV STB「TZ-HXT700PW」を、ケーブル4K参加CATV事業者など45社へサンプル出荷開始した。正式な製品の発売は'16年2月を予定している。別途MMT/TS変換機を用意することで、'16年に放送開始予定の4K BS放送も視聴可能になる。
4K/60pのH.265/HEVC映像に対応し、12月1日開局の「ケーブル4K」などTS方式の4K放送を対応テレビで視聴可能。2016年に放送開始予定の4K BS放送(MMT方式)も、ヘッドエンドでTS変換することで視聴可能になる。MMT方式の受信には、別途MMT/TS変換機が必要となる。
さらに、アクトビラ4Kや、みるプラス 4Kにもソフトウェアバージョンアップにて対応予定。ネット動画では、YouTubeの4K映像にも対応予定としている。これらのサービスへの対応時期は未定。
3チューナを備え、内蔵の2TB HDDに2番組同時録画しながら、他の番組も視聴可能。2K放送は約180時間、4K放送の場合約110時間の録画が可能。録画は2K/4Kとも標準モードのみ。外付けUSB HDDへの録画も可能で、3TBまでのUSB HDDに対応する。
IEEE 802.11a/b/g/n(2.4GHz/5GHz対応)の無線LANを内蔵し、無線LANルータにワイヤレスで接続可能。Hybridcast放送を楽しめるほか、Webブラウザなども利用可能。Miracast対応のAndroid端末の画面を、STB経由でテレビ表示できるミラーリング機能も備える。
DLNAサーバー/クライアント機能にも対応。ホームネットワークを介して、放送中の番組やHDDに録画した番組を家庭内の別の部屋でも楽しめる。ただし、4K放送はDLNA配信できない。
スマートフォン/タブレットでのリモート視聴にも対応。放送中の番組やHDD録画番組を外出先からWi-Fi/LTE/3G経由でスマホ/タブレットアプリ「CATV Remote Player」を使って視聴できる。同時に接続可能なスマホ/タブレットは1台。地デジネットワークを使用したコミュニティチャンネルや、CATV多チャンネルの「放送転送」は別途サービス契約が必要。また、4K番組はリモート視聴できない。ケーブルDLNA運用仕様「JLabs SPEC-020 3.0版」に準拠している。
SDXC対応のSDカードスロットも備え、AVCHD動画やJPEG静止画の再生に対応する。出力端子はHDMI×1、光デジタル音声×1。Ethernet、USB端子×2など。消費電力は32W(クイックスタートOFF時0.1W)。外形寸法は360×259×59mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約2.7kg。