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'15年の販売用BDは前年比102.8%で、邦楽が初めてアニメを上回る。全体は前年割れ

 日本映像ソフト協会(JVA)は16日、2015年のビデオソフト出荷統計調査の結果を発表。2015年1月〜12月のビデオソフト売上金額は2,181億1,300万円で、前年比94.9%。売上数量は7,249万4,966枚で同91.9%と、金額・数量とも前年を下回った。

 ビデオソフトの総売上金額をメディア別で見ると、BDが938億8,000万円で前年比101.9%と伸長したが、DVDが1,242億3,300万円で前年比90.2%と割り込み、全体的に前年割れとなっている。BDとDVDの売上金額の構成比は43:57で、BDの割合が増加している('14年統計は40.1:59.9)。

 全体の流通チャネル別販売状況を見ると、販売用の売上金額が1,626億5,000万円で前年比97.1%、レンタル店用が542億6,500万円の同88.2%で、いずれも前年割れ。販売用、レンタル店用、業務用の割合は74.6:24.9:0.5となり、販売用の割合が4分の3程度を占めた。

 BD全体の売上金額における販売用、レンタル店用、業務用の割合は95.6:4.1:0.3で、販売用の売上が圧倒的に高い。前年比は、販売用が102.8%で前年に引き続いて伸長。一方、レンタル店用は81.1%で、初めての前年割れとなった。DVD全体の売上金額における販売用、レンタル店用、業務用の割合は58.7:40.6:0.8。前年比は販売用が90.9%、レンタル店用が88.8%で、いずれも前年割れだった。

販売用BDは邦楽/洋画が伸長。「DVDからBDへのシフト進む」

 ビデオソフトのうち、販売用の売上金額におけるBDとDVDの割合は55.2:44.8で、前年に引き続きBDが過半数超え。ジャンル別売上金額を見ると、前年2位だった「音楽(邦楽)」が前年比123%と大きく伸長、523億3,800万円で構成比32.2%を占め、初めて構成比1位となった。一方、'08年以降首位だった「日本のアニメーション(一般向け)」は2位となり、前年比93.1%の490億8,200万円で構成比30.2%に後退。3位は「洋画(TVドラマを除く)」で、前年比107.8%と5年ぶりに上昇に転じ、184億5,200万円(構成比11.3%)となった。「邦画(TVドラマを除く)」は前年比83%の79億2,100万円。「海外のアニメーション(一般向け)」も「アナと雪の女王」('14年公開)の反動減で、前年比34.8%(37億4,000万円)と大きく減少した。

 なお、各ジャンルの売上金額におけるBDの割合は、「日本のアニメーション(一般向け)」が79.2%で前年の75.9%から伸長。「洋画(TVドラマを除く)」は64.1%、「邦画(TVドラマを除く)」が45%、「音楽(邦楽)」も42.8%で、いずれも前年越え。「各ジャンルともDVDからBDへシフトしている傾向が表れている」(JVA)という。

 ビデオソフトのうち、レンタル用の売上金額におけるBDとDVDの割合は7.1:92.9で、引き続きDVDが多数。レンタル用BDの売上額は38億6,200万円で前年比81.1%、レンタル用DVDの売上額は504億300万円で前年比88.8%となった。ジャンル別の売上金額を見ると、1位が「洋画(TVドラマを除く)」の124億4,700万円(構成比22.9%)、2位は「日本のアニメーション(一般向け)」で91億300万円(同16.8%)、3位「邦画(TVドラマを除く)」が85億9,500万円(同15.8%)となった。

(庄司亮一)