ニュース

VuzixのAndroidスマートグラス「M300」がGoProのファインダーに。無料アプリ提供へ

 Vuzixは18日、GoProが提供するパートナー企業向け開発プログラム「GoPro Developer Program」への参加を発表。Android OS採用のスマートグラス「M300」('16年発売予定)とGoProをワイヤレス連携させ、M300をGoProのリモートビューファインダーとして使えるようにする無料の専用アプリを開発し、'16年内に提供する。

スマートグラス「M300」

 M300は単眼タイプの業務用スマートグラス。米国では'16年夏に1,499ドル程度で発売される見込みで、国内では'16年内の発売を予定している。価格は18万5,000円。プロセッサはIntel Atom、メモリは2GBで、16GBのストレージを備え、OSにAndroid 6.0を採用。MIMO対応のWi-FiやBluetooth、マイクを内蔵し、操作はボタンやジェスチャ、ボイスコントロールによって行なう。本体側にホットスワップ用の100mAhバッテリーを内蔵し、最大5,000mhAの外部バッテリで動作する。

 Vuzixが開発・提供する無料アプリは、GoProにワイヤレス接続したM300をカメラのリモートビューファインダーとして利用できるようにするもの。M300の音声認識機能を利用してGoProのハンズフリー操作も可能で、複数カメラの方向もリモートコントロールできるという。

 「GoPro Developer Program」は、GoProがサードパーティによる連携アプリの開発や周辺機器、ハウジングなどの開発を促し、GoProに接続するアプリ/デバイスを拡充して関連製品のエコシステムを構築するのが狙い。Vuzixでは同プログラムのツールキットにアクセスできる最初の会社のひとつとして、スマートグラスがリモートビューファインダー、プロフェッショナルのGoProカメラ操作、ハイエンドビデオ制作での利用を推進していく。

GoPro Developer Program

(庄司亮一)