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ドルビーがCES 2026出展。Dolby Atmosを35以上の自動車ブランドが展開
2026年1月7日 16:30
ドルビーラボラトリーズは、アメリカ・ラスベガスで開催されている「CES 2026」に出展し、Dolby Atmosを今後35以上の自動車ブランドに展開すること、Dolby AtmosとDolby Visionを、スポーツ配信に順次拡大することなどを発表した。
Dolby Atmos採用自動車ブランドは35以上に
現在、35社以上の自動車メーカーがDolby Atmosを採用し、150以上の社主で没入型のオーディオ体験を提供している。またDolby Visionの車載対応も広がっており、中国の電気自動車「NIO ET9」やインドの「Mahindra XUV 7XO」でも新たに採用されているという。
CESの会場では、初となる自動車ショールームをドルビーLiveに解説し、アウディ、キャデラック、メルセデス・ベンツ、NIO、ポルシェの最新モデルを展示している。
このうちメルセデス・ベンツは、Apple CarPlay経由でDolby Atmosによる空間オーディオをいち早く導入したブランド。対応車種は最新モデルすべてに広がっており、電気自動車のGLC、CLA、GLBにも対応している。
またPioneerは、世界初となるDolby Atmos対応のアフターマーケット向けインダッシュレシーバー「SPHERA」を開発。SPHERAを使うことで、最新車種だけでなく、既存の社主もDolby Atmosに対応可能となる。
そのほかゲーム開発者向けに、オーディオ制作ツールであるAudiokineticのWwiseを活用することで、Dolby Atmos対応車両で没入感のあるマルチチャンネル型ゲーム体験を提供可能に。これにより「消費者はドライブ中にもDolby Atmosを新たに楽しむことが出来るようになった」とのこと。
NBCUniversalがDolby Vision 2とAC-4採用へ
会期初日には、既報のとおり、NBCUniversalが海外で展開しているストリーミング配信サービスであるPeacockが、今年の後半にDolby Vision 2とDolby AC-4に対応することも発表された。
Dolby Vision 2は、コンテンツインテリジェンスと呼ぶ新しいツールを導入。視聴しているコンテンツと視聴場所に基づき、テレビを忠実かつ自動的に最適化するもの。
Dolby AC-4は、臨場感あふれる立体音響に適した次世代音声フォーマット。米国の主要放送局や欧州(フランス、スペインなど)の放送局で運用されている。
Peacockは、今年後半のDolby Vision 2、Dolby AC-4採用に向けて準備を進めているほか、Dolby VisionとDolby AtmosをNBA、MLBを含むライブスポーツでも順次拡大提供する。
HisenseやTCL、Dolby Vision 2をサポート
またCESの開催に先立って、ドルビーとLGは、Dolby Atmos FlexConnectを搭載したモジュラー型ホームオーディオシステム「LG Sound Suite」も発表した。
最大27種類のスピーカー構成に対応するシステムで、設置後すぐに没入型のDolby Atmosサウンドを楽しめるという。ソフトウェアアップデートで、2025年の一部LGプレミアムテレビにも対応予定。
また次世代規格であるDolby Vision 2の普及加速を目指して、同技術を最新モデルで採用するテレビメーカーのラインナップを拡大することも発表した。HisenseとTCL、TP Visionが今後発売するモデルでDolby Vision 2をサポートする。
- Hisense
2026年RGB MiniLED テレビ(UX、UR9、UR8)でDolby Vision 2をサポート予定。さらに今後のOTAアップデートで他のMiniLEDモデルにも対応。 - TCL
2026年X QD-Mini LED TVシリーズおよびCシリーズで、OTAアップデートによりDolby Vision 2 をサポート予定。 - TP Vision(Philips)
2026年OLEDテレビにDolby Vision 2を搭載予定。新モデル「Philips OLED811」「OLED911」シリーズ、そしてフラッグシップモデル「OLED951」を含む。
Qualcommと協業。車載向け製品を第5世代プラットフォームに統合
さらに、ドルビーはQualcommとの最新の協業として、ドルビーの最新車載向け製品をQualcommの第5世代Snapdragon Automotiveプラットフォームに統合する最新の協業を披露した。
この統合は「OEMが次世代インフォテインメント体験にドルビー技術を取り入れるためのモデルケース」だとしており、対応技術には、Dolby Vision、Dolby Atmos、そしてドルビーのフラッグシップオーディオコーデック「ドルビー AC-4」が含まれ、これにより高品質なオーディオストリーミングをよりスムーズに実現し、OEMのオーディオデータコストを最大60%削減することが可能になるという。



