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Netflix独占配信の「火花」は日本コンテンツ初のHDR/4K作品に

 映像配信サービスのNetflixは、6月3日から独占配信予定のオリジナルドラマ「火花」が、同社の日本制作コンテンツとして初の4K/HDR対応となることを明らかにした。

火花

 東芝REGZA Z700X/M500Xシリーズの発表会で、Netflix株式会社のグレッグ・ピーターズCEOが明らかにしたもの。6月3日からNetflixの「火花」でHDRの4K映像を楽しめるようになる。

Netflix株式会社グレッグ・ピーターズCEO(左)と東芝ライフスタイル 村沢副社長

 オリジナルドラマ「火花」は、単行本が累計251万部を超える大ヒットとなった、タレント又吉直樹(ピース)による芥川賞受賞作「火花」の映像化作品。Netflixでは、「漫才の世界に身を投じた主人公たちの十年を映しながら、生きることの意味や愛しさを謳いあげる人生讃歌。日本的なモチーフと普遍的なテーマが両立する、日本が誇るべきエンターテイメント」として、オリジナルドラマを制作。全10話で、本編は約8時間。Netflixが全世界190カ国同時配信する。

 Netflixのグレッグ・ピーターズ氏は、「去年の2月にNetflixと東芝はグローバルなパートナーシップを結んだ。今日、次の展開としてHDRを導入し、さらに協力を進めることを発表したい」と語り、HDR配信を強化する方針を説明した。

 ピーターズ氏は、「Netflixは、4K、HDRの世界最大のラインアップを用意する。我々は、単なるディストリビュータではなく、クリエイターでもある。コンテンツクリエイターとして、映画やドラマ、新しいビデオフォーマットの作品を作っていく。4Kの解像度を活かした、セットや衣装のディテールや、照明の工夫などで素晴らしいHDRのシーン、映像を提供していく。ただし、それだけが映画の素晴らしさではない。素晴らしいストーリーと世界トップのクリエーターと最高の作品を作る」と語り、バズ・ラーマンやスティーブン・ダルドリー監督らによるオリジナル作品を提供していくことを強調。「今年中に日本と世界のユーザーにHDRを広げていく」とした。

 その日本の取り組みとして「火花」のHDR/4K配信を紹介。全世界同時に日本のコンテンツを紹介するとアピールした。

(臼田勤哉)