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HuluとLINE MUSICが定額配信サービス利用経験で最多。MMD調査
(2016/5/9 13:56)
MMDLaboは6日、「定額制サービスの利用実態調査」の結果を公表した。利用経験率が高い定額制動画配信サービス(SVOD)はHuluが4割超で最も高く、次いでdTV、Amazonプライム・ビデオとなった。また、定額制音楽配信サービスの利用経験率はLINE MUSICが36.3%でトップ。次いでApple Musicが3割、AWAが2割超となっている。
調査は、MMD研究所とコロプラが提供するスマートフォン向けインターネットリサーチサービス「スマートアンサー」を利用して実施。調査期間は2016年4月11日~13日で、有効回答は1,725人。
また、MMD研究所が事前調査として、スマートフォンを所有する8,271人に定額制サービスの利用経験について聞いたところ、「現在利用している」「過去に利用したことがある」を合わせたジャンルごとの利用経験率は「動画」が22.1%、「音楽」が24.6%となり、「電子書籍」は15.3%だった。
SVOD利用経験のトップはHulu。利用期間は1年未満が6割超
定額制動画配信サービスを現在利用している646人に、利用経験があるサービスを複数回答で聞いた質問では、「Hulu」が43.3%と最も多く、続いて「dTV」が33.9%、「Amazonプライム・ビデオ」が27.2%となった。
主に利用しているサービスは、全体では「Hulu」が28.3%でトップ。続いて「dTV」(23.4%)、Amazonの「プライム・ビデオ」(15%)の順。
利用者の属性別で見ると、「社会人」(N=381※サンプル数)にはHulu、「学生」(N=164)と専業主婦(N=101)には「dTV」の利用者が多い。
主に利用しているサービスの利用状況は、「トライアル(無料)」が23.5%で、有料が76.5%。利用期間で最も多かったのは「1カ月~3カ月未満」(18.4%)で、「半年~1年未満」が17%、「3カ月~半年未満」が16.7%となり、1年未満の利用が6割を超えている。
最も使用しているデバイスでは「スマートフォン」が40.6%となり、次いで「テレビ」(23.9%)、「タブレット端末」(18.3%)。
定額制音楽配信は約4割がLINE MUSIC経験。利用期間は3カ月までが4割超
定額制音楽サービスを現在利用している703人に、利用経験があるサービスを複数回答で聞いた質問では、「LINE MUSIC」が36.3%と最も多く、次いで「Apple Music」が29.3%、「AWA」が24%となった。学生の53%がLINE MUSICを使っており、全体の利用率を押し上げている。
主に利用しているサービスは、全体では「LINE MUSIC」が20.8%で、「Apple Music」(17.8%)、Amazonの「Prime Music(プライムミュージック)」(17.4%)と続いた。
利用者の属性別で利用率のトップを見ると、社会人(N=322)は「Prime Music」(27.3%)、学生(N=300)は「LINE MUSIC」(35%)、専業主婦(N=81)は「Prime Music」、「レコチョクBest」(どちらも13.6%)となっている。
主に利用しているサービスの利用状況は、「トライアル(無料)」が57.2%で、有料が42.8%。利用期間で最も多かったのは「~1カ月未満」が最多の25.3%。「1カ月~3カ月未満」は21.3%で、トライアル期間の3カ月までが4割を超えた。
このほか、定額制の電子書籍読み放題サービスを現在利用している376人に、利用したことのあるサービスを聞いた質問では、上位が「dマガジン」(42%)、「コミックシーモア」(26.6%)、「Yahoo!ブックストア読み放題」(14.1%)となっている。