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2,980円でアルミ製。e☆イヤホンから1moreの新イヤフォン「Piston Classic」

 e☆イヤホンは、中国のブランド「1more」(ワンモア)の新イヤフォン「Piston Classic(ピストンクラシック)」を5月21日に国内先行販売する。価格は2,980円(税込)。カラーはiPhoneとのマッチングを意識したGold、Pink、Grayの3色。

Piston ClassicのPinkモデル

 1moreは、2013年に中国の深センを本拠地として設立されたメーカー。Foxconnに勤めていた4人が共同創業者であり、「優れたヘッドフォンやイヤフォンを驚くほど手頃な価格でお客様に届ける」という理念を持っているという。また、最終チューンには、ラテン・グラミー賞を受賞したサウンドエンジニアのLuca Bignardi(ルカ ビグナルディ)が参加している。

Golda
Gray

 低価格ながら、質感の高いアルミニウム筐体を採用。ユニットはダイナミック型で、再生周波数帯域は20Hz~20kHz。入力インピーダンスは32Ω。音圧感度は98dB。

 振動板にはPETフィルムと航空機用チタン素材を使用。「チタン素材が高音領域での非常に高いパフォーマンスを引き出し、PET素材が豊かな中音領域を引き出し、さらに強い低音を創り出す」という。

 内部には前後に2つのポートを設けた、デュアル防振システムを搭載。ノイズを吸収し、クリアなサウンドを実現するとしている。

 ケーブルは1.2mで、マイクリモコンを装備。iOS/Android機器で利用できる。外側にケブラーファイバーを使い、耐久性を高めている。入力端子は4極ステレオミニ。3サイズのイヤーピースとシリコン製イヤフォンホルダなどを同梱する。

マイクリモコンを装備

音を聴いてみる

 AK JrやスマートフォンのXperia Z5と接続して聴いてみた。

 2,980円(税込)と低価格なイヤフォンだが、サウンドは非常にシッカリしている。バランスとしてはほんの少し低域寄りではあるが、極端な偏りは無く、様々な音楽に対応できる。

 低域はダイナミック型らしく、量感豊か。アルミハウジングと防振システムにより、過度な膨らみでボワボワすることもなく、タイトな締りもある。中高域は綺羅びやかな響きがわずかに感じられるが、それが清涼感につながり、聴いていて気持ちが良い。全体のレンジ感はさほど広くはないが、コンパクトによくまとまっている。

 アルミ筐体の本体は、手にすると質感が高く、コンパクトさと合わさって凝縮感もある。コストパフォーマンスの良さが光るモデルだ。

(山崎健太郎)