バッファロー、シンプル機能で8,925円のPC地デジチューナ

　株式会社バッファローは、パソコン用の地デジチューナ新製品として、機能をシンプルにして低価格化した2モデルを6月中旬に発売する。USB外付け型の「DT-H10/U2」と、PCI内蔵型の「DT-H10/PCI」を用意し、価格はいずれも8,925円。対応OSはWindows XP/Vista。

PCI内蔵型の「DT-H10/PCI」

　地デジの12セグ放送をパソコンで視聴できるチューナユニット。接続したPCのHDDや、PCに外付けしたHDDへの録画も可能。

　番組を「録って、見て、消す」というライトユースを想定しており、BD/DVDへのダビングやムーブには対応していないが、録画時に12セグと同一チャンネルのワンセグ放送も同時録画する機能を新たに搭載。ワンセグ番組を、PCにつないだPSPのメモリースティックにムーブでき、外出先でもPSPで視聴可能。

　12セグとワンセグで異なる番組を放送している場合は、ワンセグで放送された番組が同時録画される。また、PSPにムーブするとPCからワンセグ番組は削除される。

　視聴/録画ソフトは機能を絞った「PCast TV for 地デジLite」。通常モード以外に、小さなウィンドウサイズに最適という「ミニモード」も用意する。

「DT-H10/PCI」のLowProfileブラケット使用時

　Lite版は、従来バージョンとの違いとして、データ放送や早見再生、解像度変換/トランスレートによる長時間録画、おまかせ録画、ネットワークメディアプレーヤー「リンクシアター」への配信、携帯電話からの録画予約などが省かれている。また、EPGは搭載せず、予約録画はiEPG「Gガイド.テレビ王国」を利用。このため、予約録画にはインターネット接続環境が必須となる。

　USB接続の「DT-H10/U2」は、ノートPCやネットブックなどでの使用を想定し、従来モデルに比べ約65%の低消費電力化を実現。また、PCI接続の「DT-H10/PCI」は、LowProfile用ブラケットも付属する。なお、LowProfile接続時はB-CASカードが取り出せない。

　USB接続モデルの外形寸法は、80×115×22mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約100g。