ハーマン、JBLの車載2ウェイスピーカーなど3製品
-高硬度チタンツイータと大型マグネット採用
ハーマンインターナショナル株式会社は、JBLの埋め込み型車載スピーカー3製品を7月に発売する。2ウェイステレオスピーカー「PJシリーズ」2製品と、サブウーファ「GTOシリーズ」1モデルを用意し、価格は下表の通り。
シリーズ | 製品 | 型番 | 価格 |
PJシリーズ | 2ウェイセパレート型 スピーカー | PJ62C | 37,800円(ペア) |
2ウェイ同軸型 スピーカー | PJ62 | 28,350円(ペア) | |
GTOシリーズ | サブウーファ | GTO1514 | 29,400円(1本) |
■ PJシリーズ
トレードインスピーカーのコストパフォーマンスモデル「PSシリーズ」をブラッシュアップした製品。ツイータ部には窒素ガスによる高温焼入れ処理で硬度を高めた、19mmテンパード・ピュアチタン・ダイアフラムを採用。高域再生を50kHzまで延ばし、音の透明度もアップしたという。
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同軸型のPJ62 |
また、ウーファユニットのフェライトマグネットを大型化することで駆動力を強化。低域のエネルギー感を向上させた。さらに、振動系/駆動系をリチューニングすることでシステム全体の最適化を図り、高解像度を獲得したとしている。
セパレート型の「PJ62C」には、2種類のツイータマウントアダプタを付属。リスニングスタイルやセッティングに合わせてツイータのアングルを自由に変更できる。
ウーファーユニットのカラーはブルーからホワイトに変更。「JBLモニタースピーカーのエンクロージャやブルーバッフルと同様に、もう一つの伝統であるホワイトコーン・ウーファをイメージした」としている。
周波数特性は60Hz~50kHz、インピーダンスは4Ω、最大入力は100W、感度は91dB。外形寸法は、PJ62Cのウーファが164×55mm(直径×奥行き)、ツイータが44×29mm(同)。PJ62は164×58mm(同)。取り付け寸法は124×46mm(同)。
□製品情報
http://www.harman-japan.co.jp/product/jblcar/tipjseries.html
■ GTOシリーズ
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GTO1514 |
サブウーファのエントリーシリーズで、最も大型となる389mm径のモデル「GTO1514」を追加。なお、既存モデルとしてGTO1214/1014/804が発売中。
大振幅時の動きに耐える強度と、その動作を妨げないリニアリティーを持つという「EPDMフォームラバー・ロールエッジ」を採用。連続した重低音再生時にも、安定した動作を行なうとしている。リファレンスモデル「W-GTi」シリーズと同様に、肉厚アルミダイキャスト製フレームを採用。コーンはポリプロピレン製。
周波数特性は23~400Hz、インピーダンスは4Ω、出力音圧レベルは93dB、定格入力は350W。取り付け寸法は354×172mm(直径×奥行き)、推奨ボックス容積は、密閉型が42.48リットル、バスレフ型が99.11リットル(ポートは102mm径×331mm)。
□製品情報
http://www.harman-japan.co.jp/product/jblcar/gtowoof.html
(2009年 7月 1日)
[AV Watch編集部 中林暁]