オーディオテクニカ、伝送ロス補正機能付HDMIスプリッタ

-マイクやMCカートリッジなどAVアクセサリ新製品


AT-SL914HD

11月13日より順次発売

標準価格:18,900円~65,625円

 株式会社オーディオテクニカは、HDMIスプリッタやMC型ステレオカートリッジなど、AVアクセサリの新製品を発表。11月13日より順次発売する。価格は下表の通り。

種類モデル名特徴価格発売時期
HDMIスプリッタAT-SL914HD4台の機器に出力可能37,800円2010年春
ステレオマイクAT99432個の単一指向性マイク搭載34,650円12月11日
MC型
ステレオカートリッジ
AT-OC9/IIIシリーズ最上位65,625円11月13日
AT-F7中級モデル31,500円2010年春
AT-F3/IIIエントリーモデル18,900円2010年春 
トーンアームケーブルAT6209PL/1.5L型プラグタイプ44,100円11月13日


■ HDMIスプリッタ

背面
 1入力、4出力が可能なHDMIスプリッタ(分配器)。HDMI Ver.1.3をサポートし、DeepColor、x.v.Color、リップシンクにも対応。ケーブルの伝送ロスを自動的に補正するイコライザ機能も備えている。また、設置場面に合わせてEDIDモードの切替機能も用意する。電源はACアダプタを使用する。


■ ステレオマイク

 XLRFコネクタで接続する、バックエレクトレットコンデンサー型のステレオマイク。単一指向性の16mm径マイクユニットを2つ搭載しており、ユニット角度を90度と120度の2段階に切り換え可能。

 ハンドグリップ式のマイクホルダを同梱するほか、振動ノイズやグリップノイズを低減するショックマウント機構も用意。屋内屋外モード切替により、振動や風などの雑音も低減できるという。インピーダンスは200Ω。感度は-42dB。電源は単3電池を使用。連続使用時間は約1,800時間。サイズは65×191mm(幅×高さ)で、グリップ径は21mm。ケーブルを除く重量は270g。

AT9943XLRFコネクタで接続マイク部

□製品情報
http://www.audio-technica.co.jp/products/mic/at9943.html


■ MC型ステレオカートリッジ

 「AT-OC9/III」は、シリーズ最高の音質を追求したというフラッグシップモデル。特殊ラインコンタクト針と0.26径ソリッドボロンカンチレバーを採用。磁気エネルギーを飛躍的に高めたというネオジウムマグネットとパーメンジュールヨークコイルも取り入れている。コイルやターミナルピンにはPCOCCを使用。再生周波数帯域は15Hz~50kHz。針圧は1.8~2.2g(2.0g標準)。コイルインピーダンスは12Ω(1kHz)。

 「AT-F7」と「AT-F3/III」には、高セパレーションとワイドレスポンスを実現するというデュアルムービングコイルを使用。ネオジウムマグネットも採用している。F7には、不要な振動を抑えるVCモールドや、ステンレス製サスペンションワイヤーなども使っている。両モデルとも再生周波数帯域は15Hz~50kHz。針圧は1.8~2.2g(2.0g標準)。コイルインピーダンスは12Ω(1kHz)。

AT-OC9/IIIAT-F7AT-F3/III

AT6209PL/1.5
 「AT6209PL/1.5」は、低抵抗設計を採用し、MCカートリッジに最適というトーンアームケーブル。導体は金クラッドとOFCのハイブリッド。ハイブラーとレオストマーにより不要振動を抑制するとともに、2重シールドでノイズの侵入も防いでいる。


□製品情報 (AT-OC9/III)
http://www.audio-technica.co.jp/products/cartridge/at-oc9_3.html
□製品情報 (AT6209PL/1.5)
http://www.audio-technica.co.jp/products/cartridge/at6209pl.html


(2009年 10月 16日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]