福井晴敏原作「機動戦士ガンダムUC」が3月BD/DVD化

-2月に先行上映し、劇場でBD先行販売。PSN配信も


機動戦士ガンダムUC
BD版第1巻
(c)創通・サンライズ

2010年3月12日発売
 (2月にBDのみ劇場先行販売) 

標準価格:
 BDビデオ版 5,040円
 DVDビデオ版 3,990円

 バンダイビジュアル株式会社は、「亡国のイージス」などで知られる作家・福井晴敏が手掛けた小説を原作にした、ガンダムシリーズの最新OVA「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」のBlu-ray/DVDリリースを、2010年3月12日から開始する。第1巻の価格はBD版が5,040円、DVD版が3,990円。

 さらに、発売に先駆けて2010年2月20日から、全国5大都市(東京:新宿ピカデリー/大阪:なんばパークスシネマ/名古屋:ミッドランドスクエアシネマ/札幌:札幌シネマフロンティア/福岡:福岡中州大洋)にて、限定2週間のイベント上映「プレミアレビュー」が実施される。上映期間中、各劇場内ではプレミアレビュー鑑賞者限定でBD版の第1巻(5,040円)が先行販売される。詳細は1月20日から公式サイトで告知予定。

 イベント上映開始日の2月20日からは、ソニー・コンピュータエンタテインメントが運営するPlayStation Storeにおいて、PlayStaion 3、プレイステーション・ポータブル(PSP)向けに、ネットワーク配信も実施予定。価格は未定。

 タイトル仕様音声品番価格
BD機動戦士ガンダムUC (1)片面1層
MPEG-4 AVC
60分(予定)
1080p
日本語字幕
英語字幕
フランス語字幕
スペイン語字幕
中国語字幕
(1)日本語
 (ドルビーTrueHD 5.1ch/ステレオ)
(2)英語
 (ドルビーTrueHD 5.1ch/ステレオ)
BCXA-02235,040円
DVD機動戦士ガンダムUC (1)片面1層
60分(予定)
日本語字幕
英語字幕
(1)日本語
 (ドルビーデジタル 5.1ch/ステレオ)
BCBA-37723,990円

 全6巻構成で、第1巻のBD/DVD版ともに、初回特典として特製スリーブが付属。毎回封入特典として特製ブックレットも用意する。ジャケットは新規描き下ろし。

 生誕30周年記念プロジェクトの1つとしてスタートする新作アニメで、BDは全世界で同時期の発売を予定。PSNでの配信も含め、「ガンダム初のクロスオーバーコンテンツ」とされている。

 原作小説は2006年より、角川書店「月刊 ガンダムエース」にて連載され、ノベライズは全10巻で累計200万部を突破。「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」から3年後の世界を描いており、ファン待望の「宇宙世紀」新章となっている。

 時はU.C.0096。「シャアの反乱」から3年。ジオン共和国の自治権放棄を数年後に控え、一年戦争から続く戦乱の世は、表面上には平穏を取り戻しているかのように見えた。

 工業コロニー「インダストリアル7」に住む少年バナージ・リンクスは、ある日、オードリー・バーンと名乗る謎の少女と出会う。ビスト財団とネオ・ジオン残党組織「袖付き」による「ラプラスの箱」取引を止めようと、単身行動を起こしたという彼女に対し、協力するバナージ。だが、同じく取引を阻止しようと乗り込んだ地球連邦軍と袖付きとの戦闘で、コロニーは戦場と化してしまう。

 オードリーを探して戦火の中を走り抜けるバナージは、「ラプラスの箱」の鍵となる、純白のモビルスーツ・ユニコーンガンダムと運命的な出会いを果たす。「ラプラスの箱」とは何か、それが抱く秘密とは何か……。宇宙世紀100年の呪いが解かれようとしていた。

 原案は矢立肇・富野由悠季。監督は古橋一浩。脚本はむとうやすゆき。キャラクターデザイン原案は安彦良和。アニメーションキャラクターデザインは高橋久美子。モビルスーツ原案は大河原邦男。メカニカルデザインはカトキハジメ・佐山善則・石垣純哉・玄馬宣彦。

 声の出演は内山昂輝、藤村歩、下野紘、戸松遥、甲斐田裕子ほか。


(2009年 10月 23日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]