日本ポラロイドの社名が「フロントランナー」に変更

-ポラロイドカメラやフォトフレームは取扱い終了


12月1日発表


 日本ポラロイド株式会社は、2010年1月1日付けで社名を株式会社フロントランナーに変更すると発表。これまで販売してきたポラロイドカメラやデジタルフォトフレームなどの取扱いを終了し、販売製品の転換を図る。

 同社は、9月にMBO(経営陣の株式取得による事業経営承継)を行ない、'08年に連邦破産申請法第11条を申請していた米Polaroidから独立。「ポラロイド」の商標権を持つPLR IP Holdingsから、同ブランドの家電製品のライセンス供与による販売継続を計画している。

 一方、これまで取り扱ってきたポラロイドカメラやフィルム、モバイルプリンタ、その他ポラロイドブランドのデジタルカメラ、デジタルフォトフレームについては、取扱いを終了。アフターサービスについては今後も継続するとしている。社名変更後も、代表取締役社長は現職の伊藤裕太氏が務める。

 同社の創業は1960年で、50年間に渡り米Polaroidのインスタントカメラやフィルム、デジタル家電などを販売してきた。社名の変更に合わせ、それまでの米Polaroidの日本国内販売会社としての位置付けを脱し、ネットワーク時代やグローバル化の進展に合わせて事業ポートフォリオの入れ替えを推進するとしている。



(2009年 12月 2日)

[AV Watch編集部 中林暁]