パナソニック、奥行199mm/無線LAN対応のBDプレーヤー

-実売4万円の「DMP-BD65」。お部屋ジャンプリンクも


DMP-BD65

2月15日発売

標準価格:オープンプライス


 パナソニックは、Blu-ray Discプレーヤー「DMP-BD65」を2月15日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は4万円前後の見込み。カラーはブラック(-K)。

 新たに無線LAN対応可能としたほか、奥行きを世界最短という199mmまでコンパクト化している点が特徴。また、BDレコーダ「DIGA」と同様に、パナソニックハリウッド研究所(PHL)が、オーサリング時に使用している高精度色信号処理技術を応用した「リアルクロマプロセッサ」を搭載。従来モデルより新しいバージョンの処理技術を搭載し、画質向上を図っている。

 BDビデオのほか、BD-R/RE、DVD±R/RW、DVD-RAM、音楽CD、CD-R/RWなどの再生に対応。AVCHDやAVCRECディスクの再生や、DivXやMP3、JPEGを記録したDVD-RやCD-R/RWの再生も可能となっている。

 別売のUSBタイプの無線LANアダプタ「DY-WL10(店頭予想価格1万円前後)」を利用することで、無線LANでの家庭内のネットワーク接続が可能となる。新しいDLNAベースのメディア再生機能「お部屋ジャンプリンク」や、YouTubeの再生に対応する。DY-WL10は無線LANの自動設定方式としてAOSSとWPSの2方式に対応しており、各方式に対応したルータを利用することで、簡単にセットアップできる。

 お部屋ジャンプリンクは、対応のDIGAとホームネットワークで接続し、DIGAに録画した番組やビデオカメラの撮影映像、デジカメ写真などを共有できる機能。従来モデルの「DMR-BD60」でもDLNA/DTCP-IPによるネットワーク再生機能を備えていたが、お部屋ジャンプリンクでは、パナソニックの対応製品同士を接続した際に、より使いやすいインターフェイスを実現しているという。対応DIGAは2008年冬発売のBW型番の製品。

 BD-LIVEにも対応。1080、60p/24pに対応したHDMI出力を備え、Deep Color(12bit)もサポート。HDMI音声出力はドルビーTrueHDや、ドルビーデジタル・プラス、DTS-HD Master Audioなどのビットストリーム出力が可能なほか、リニアPCM変換出力にも対応する。

リモコン

 HDMIリンク機能の「VIERA Link」も装備し、VIERAのリモコンでBDプレーヤーを操作できる「画面deリモコン」にも対応する。音質面では、「マルチチャンネル デジタル リ.マスター」を搭載し、圧縮時などに欠落した高調波成分を補い、音質を改善する(サンプリング周波数48kHz以下のコンテンツが対象)。7.1chサラウンド音声などでも同機能を利用できる。

 大容量SDカード規格のSDXCに対応した、SDメモリーカードスロットも装備し、JPEG静止画やMPEG-2、AVCHDビデオカメラで撮影した映像などが再生可能。出力端子はHDMI、コンポーネント、コンポジット、光デジタル音声、アナログステレオ音声を各1系統備える。EthernetやUSB端子も装備する。

 電源OFFから約0.5秒でONになる「高速機動」も搭載。消費電力は約13W(待機時:0.1W/クイックスタートOFF、6.1W/クイックスタートON)。外形寸法は430×199×49mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.9kg。リモコンが付属する。

 直販サイト「パナセンス」でのモニター販売も実施。応募期間は、2月3日の13時までで、入札価格は下限が27,900円、上限が35,900円。詳細はパナセンスのサイト内で案内している。


(2010年 1月 21日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]