KDDIがJ:COMに資本参加。株式取得価格は3,617億円

　KDDIは25日、CATVの国内最大手ジュピーターテレコム(J:COM)に資本参加することを発表した。

　KDDIが取得する株式は、Liberty Globalグループが保有する中間持株会社3社の持ち分の全てでJ:COM株式の259万2,511株、議決権ベースで37.8%となる、KDDIによる株式の取得金額は3,617億円で、株式譲渡は2月中旬を予定している。

　J:COMは、日本最大手のケーブルテレビ局/番組供給事業統括運営会社(MSO:Multiple System Operator)。KDDIはこれまでもジャパンケーブルネット(JCN)を連結子会社としているほか、多くのCATV事業者と競業してきたが、今回の資本参加により、327万世帯におよぶ顧客基盤を持つJ:COMを関連会社に収めることとなる。

　KDDI、今回の資本参加によりCATV業界の発展に努めるとともに、総合通信キャリアとしてKDDIグループのFMBC(Fixed Mobile and Broadcasting Convergence)などのより幅広いサービスが提供できるよう努めていくという。