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J:COMとJCN、6月1日にサービスをJ:COMへ一本化。4月からMTVをHD放送
(2014/2/26 16:48)
ジュピターテレコム(J:COM)は、2月26日に行なった取締役会において、ジャパンケーブルネット(JCN)との合併を決議。両社が4月1日に合併することを正式に決定した。また、6月1日に現在のJ:COMとJCNのブランドを、J:COMに一本化することも明らかにした。
4月1日よりJCNの本社機能をJ:COMに一体化。ブランド統一の6月1日より、従来JCNが提供していたサービスの新規販売を終了し、J:COMのサービスと同等のものを新たに提供開始する予定。ただし、既にJCNに加入している場合は、引き続き同サービスを利用できる。
JCNのコミュニティチャンネル「にっぽんケーブルチャンネル」は、現在放送している番組の一部をJ:COMの全国向けオリジナルチャンネル「J:COMテレビ(J:テレ)」に継承。チャンネル名も「J:COM テレビ(J:テレ)」に改称する。
既報の通り、J:COMとJCN、KDDI、住友商事の4社は、J:COMとJCNの経営統合について2013年11月19日に発表。J:COMは2013年12月2日にJCNの全株式を取得し、2014年4月に向けてJCNとの合併準備を進めてきた。
合併後は、J:COMが推進してきた地域密着サービスの強化や、メディア・コンテンツ事業強化などの中期戦略を維持しつつ、JCNが先行してスタートしたスマートテレビサービスに関するノウハウなどを活用していく。
また、KDDIが持つauの商材や販売チャネル、移動・固定通信における技術開発力、住友商事のメディア業界における知見や、小売ビジネス、IT、不動産などの事業領域との連携も図る。
J:COM TVで「MTV」と「カートゥーン ネットワーク」をHD化
J:COMの多チャンネルテレビサービス「J:COM TV」において放送中の「MTV」と「カートゥーン ネットワーク」を、4月1日よりハイビジョンで放送することも発表。今回のHD化により、J:COM TV で提供する67チャンネル以上がHD放送となる。
「MTV」は160カ国以上で視聴されている世界最大級の音楽&エンタテインメント専門チャンネル。「カートゥーン ネットワーク」は、194カ国以上で視聴され、国内外の話題のアニメを放送している世界最大級のアニメ専門チャンネル。J:COM TVの加入者は、4月1日以降、両チャンネルとも従来と同じチャンネル番号で、HD画質の放送を視聴可能になる。
「J:COM TV スタンダード」にTBSチャンネル2を追加。横浜DeNAの公式戦生中継など
多チャンネルベーシックパッケージ「J:COM TV スタンダード(旧称「J:COM TVデジタル」)」のチャンネルラインナップも4月1日より拡充。新たに「TBSチャンネル2」を基本チャンネルとして提供する。
「TBSチャンネル2」は、TBSの番組アーカイブスの中から名作・傑作を楽しめるというチャンネル。2014年からは、プロ野球・横浜DeNAベイスターズ主催公式戦の全72試合を完全生中継する