ゼンハイザー、アディダスとコラボしたスポーツイヤフォン

-アディダスはランニングサポート機「micoach」発表


発表会に参加したプロビーチバレー選手の浅尾美和さん

3月中旬以降順次発売

標準価格:5,250円~8,925円

浅尾さんが腕に着けているのがmicoach
 ゼンハイザーはスポーツ用品などを手がけるアディダスとコラボレーションした、新しいスポーツ用イヤフォン「680」シリーズを3月中旬以降に順次発売する。4モデル用意し、カナル型(耳栓型)の「CX 680 Sports」が8,925円、インナーイヤー型の「MX 680 Sports」が5,250円、イヤーフックを供えたインナーイヤー「OMX 680 Sports」が6,300円、ネックバンドタイプの「PMX 680 Sports」が6,300円。

 発表会は、アディダスのデジタルパーソナルトレーニングツール「micoach」(マイコーチ)と共に行なわれ、「micoach」で「680」シリーズを使用する組み合わせも提案。「micoach」のイメージキャラクターであるプロビーチバレー選手の浅尾美和さんも参加した。

 いずれのイヤフォンもスポーツ時の利用を想定し、強化ファイバーケーブルなど、衝撃に強い素材を採用。さらに、汗や雨などに強く、音質も追求しているという。


カナル型(耳栓型)の「CX 680 Sports」インナーイヤー型の「MX 680 Sports」イヤーフックを供えたインナーイヤー「OMX 680 Sports」

雨の中のランニングにも対応できる
 カナル型の「CX 680 Sports」と、インナーイヤー型「MX 680 Sports」は、ホールド性を高めるゼンハイザー独自の「イヤーフィンホールディングシステム」を採用。耳の形状に合わせてフィットすることで、外れにくく、カナル型ではトレーニング中により音楽に集中できる遮音性も実現しているという。

 「OMX 680」はイヤーフックで固定するタイプ。フックは柔軟性のある素材を採用し、快適な装着感を実現するという。「PMX 680」のネックバンド背後には反射光片を備え、夜間のジョギングなどでの安全性も高めている。


PMX 680
ボリュームコントローラー付延長ケーブルが付属する

 全てのモデルに、ボリュームコントローラーを備えた延長ケーブルが付属。ポータブルプレーヤー本体を触らずに、スポーツ中のボリュームコントロールが行なえる。主な仕様は下表の通り。

型番CX 680 SportsMX 680 SportsOMX 680 SportsPMX 680 Sports
価格8,925円5,250円6,300円6,300円
タイプイヤーフィン付
カナル型
イヤーフィン付
インナーイヤー型
イヤーフック付
インナーイヤー型
ネックバンド型
再生周波数帯域18Hz~20kHz
音圧120dB118dB120dB120dB
インピーダンス16Ω


■ 音声でトレーニングをサポートする「micoach」

 680と共に発表されたアディダスの「micoach」は、使用者の体型や年齢、目的に沿ったトレーニングプランを立案し、ランニング中に装着することで、使用者の心拍数や走行距離などのデータを収集。同時に、「もう少しペースを上げて、下げて」などの指示を声で行ない、理想的なトレーニングのサポートを行なうツール。PCと連携する事で、詳細なトレーニングデータを記録/管理できるのも特徴。さらに、ポータブルプレーヤーからの音声スルー機能を使うことで、ランニング中の音楽鑑賞とも併用できる。

micoachペーサー背面にクリップを装備
イヤフォン端子USB端子兼用のステレオミニ入力も装備。プレーヤーと接続する

 2月24日から14,700円で発売しており、一部アディダス直営店や、永田町に2月19日にオープンしたばかりの、アディダスが提供するランナーのためのランニングコミュニティ「adidas RUNBASE (アディダス ランベース)」で限定販売される。

 ダイエットやストレス解消、そして2月28日に行なわれた東京マラソンなどの大会へのチャレンジなど、様々な目的でランニングを楽しむ人が増加している一方で、「自分に合った走り方がわからない」、「成果が出ない」という人が多くいるという。アディダスではそんな人々を「迷走ランナー」と名付け、トレーニングサポートツールとして「micoach」を開発したという。

 商品は「micoachペーサー」、「心拍モニター」、「ストライド・センサー」、片耳イヤフォンで構成される。利用前に専用サイトにアクセスし、ソフトをインストール。身長や体重、年齢などのデータを入力した後、「これからランニングを始める」、「体力の維持向上向け」、「レースに参加するために」、「ストレス解消」など、目的に合わせたプランが用意されており、ランニングができる日などの情報も入力すると、その人に合ったメニューが作成され、USB接続したmicoachペーサーへと転送される。

 ランニング時にはmicoachペーサーを腕などに装着し、イヤフォンを装着。さらに、心拍モニターを付属ベルトで鳩尾のあたりに、肌に直接触れるように装着。さらにストライド・センサーを靴の紐などに装着する。なお、アディダスではセンサーをソールの下に内蔵できる靴も用意しているという。


micoachペーサー心拍モニターの装着イメージ心拍モニター
付属のベルトを心拍モニターに取り付け、鳩尾あたりに装着するストライド・センサーは靴に装着

 これらを装備した上でランニングをスタートすると、事前に作成されたトレーニングメニューに沿った走行ペースを保てるよう、スピードアップ&ダウンのアドバイスが音声で耳へと届けられ、ランニング中に走行距離や時間、消費カロリーを聞く事もできる。ダイエット目的では「とにかく速く走らなければならない」という誤解を持つランナーも多いとのことで、正しく、効果的なペースで走行でき、オーバーワークも防げるという。

 音楽プレーヤーはmicoachペーサーとステレオミニで接続。micoachペーサーをスルーし、micoachペーサーのイヤフォン音楽を楽しむことができる。micoachのアドバイス音声はカーナビのように、音楽の音量が絞られ、ミキシングされ、聴き取ることができる。

 走行後にUSBでPCと同期させ、データを転送。ソフトでは今までのランニングの総合データを時間、消費カロリー、走行距離、心拍数、走行ペースごとに確認でき、次回の推奨ランニングメニューもチェック可能。閲覧可能なURLやメールを作成し、ランニングの結果を友人と共有する事もできる。

micoachのパッケージパッケージを開けたところ片耳イヤフォンも付属している

 なお、GPSは内蔵していないが、専用ソフト内でGoogleマップを呼び出すことができ、経由ポイントを入力していくことで、その日の走行ルートを手動で記録させ、ストライド・センサーが記録した距離情報の精度をより高める事もできるという。ソフトのダウンロードや使用は無料。対応OSはWindows XP/Vista、Mac OS X 10.4以上。

縦が心拍数、横が時間を表したグラフ。青と緑色のゾーンに合わせて走るのが理想的だが、実際は赤線のようにゾーンから離れてしまう事が多い。その際にペースを上げる、下げるといった声の指示が出されるトレーニングメニューは利用者のレベルに合わせて様々なものが用意されているレベルの選択画面。その人に合ったプランが選べる
カレンダー画面でランニングスケジュールを管理できるGPSは備えていないが、走った経路をマップで手動記録する事も可能

浅尾美和さん現役トライアスリートでスポーツナビゲーターとしても活躍している白戸太朗氏

 発表会に参加した浅尾美和さんは、コーチの立てたプランのもと、ランニングをする事があるというが、「走行中は孤独なので、micoachが耳元で指示を出してくれると嬉しいですね」とコメント。「自分でトレーニングノートを付けているんですが、micoachは自動でグラフなどでわかりやすく表示してくれて、すごく助かります」と多機能ぶりに感激した様子。

 ゼンハイザーのイヤフォンについて、スポーツナビゲーターの白戸太朗氏は「本気で走るとイヤフォンが動いてしまって、わずらわしくなる事もあるのですが、ゼンハイザーのこのモデルはフィット感が凄い」と評価。浅尾さんもデザイン、音質共に気に入った様子。

 アディダス ジャパンの上席執行役員でスポーツパフォーマンス事業本部長のデイブ・トーマス氏は、アディダスが2010年に掲げているテーマ「RUN YOURSELF BETTER」を紹介。「micoachはランニングを始めたばかりの人から、東京マラソンに向けて準備するような人まで、全てのランナーにより良い走りを提供する、革新的なパーソナル・コーチング・システム」と紹介した。


アディダスが提供するランナーのためのランニングコミュニティ「adidas RUNBASE (アディダス ランベース)」アディダス ジャパンの上席執行役員でスポーツパフォーマンス事業本部長のデイブ・トーマス氏



(2010年 3月 1日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]