ソフトバンク、同社初のAndroid端末「HTC Desire」
-3.7型マルチタッチ有機EL。「USTREAMスタジオ」開設
ソフトバンクモバイルは28日、同社初となるAndroid搭載スマートフォン「HTC Desire」を同日のイベント「ソフトバンクオープンDAY」て発表した。カラーはブラウン。4月上旬より予約受付を開始する。
3.7型/800×480ドットのマルチタッチ有機ELディスプレイを備えた、HTC製のスマートフォン。OSはAndroid 2.1、CPUは1GHzの「Snapdragon」を採用する。本体の薄さは11.9mm。
薄さは11.9mm | 背面に500万画素カメラを搭載 |
ウェブブラウザやEメール、ミュージックプレーヤー、YouTube再生機能などが利用可能。IEEE 802.11b/gの無線LANを内蔵する。ブラウザはFlash Liteに対応。Google Earthの音声検索も可能となっている。
そのほか、Bluetooth 2.1+EDRや、GPS、500万画素CMOSカメラも搭載する。Androidマーケットからアプリケーションをダウンロード可能。外部記録メディアはmicroSD/SDHCカード(最大32GB)で、2GBのカードが付属する。microUSB端子も備える。
マルチタッチによるズーム/ピンチなどの操作が可能なほか、光学ジョイスティックも備え、ブラウジング時などの操作性向上を図っている。タッチ操作などで動く壁紙「ライブ壁紙」にも対応する。そのほか、ユーザーがカスタマイズ可能なUI「HTC Sense」を搭載。ウィジェットやアプリ、アイコンなどを自由に配置でき、Twitterなどコミュニケーションサービスの連携機能も備えている。
通話はW-CDMAとGSMに対応。外形寸法は119×60×11.9mm(縦×横×厚さ)、重量は約135g。連続通話/待受時間(W-CDMA網)は約390分/約360時間。
□ニュースリリース
http://www.softbankmobile.co.jp/ja/news/press/2010/20100328_02/index.html
■ 「USTREAMスタジオ」開設。「電波改善宣言」も
「ソフトバンクオープンDAY」では、HTC Desireの発表以外にも、ソフトバンクグループとして、ライブ動画配信サービス「Ustream」を使ってトークショーや発表会などの情報発信が行なえる「USTREAMスタジオ 汐留」を3月28日にソフトバンク本社内に開設したことを明らかにした。
28日に開設したUSTREAMスタジオ 汐留では、ミニライブスペースやトークスペース、DJブースが設置。利用者が自由にこれらの設備を使用できる。
同様に、トーク番組やセミナーなどを中継できるスペースと配信機材を無料で提供するという「USTREAMスタジオ 渋谷」を5月10日にソフトバンク渋谷に開設。さらに、6月1日には渋谷のレストランカラオケ「シダックス」内にもスタジオをオープンすることも発表した。料金は、シダックスのみ室料が必要。他の2カ所は無料だが、事前申込みが必要となる。利用時間は施設ごとに異なる。
そのほか、携帯電話の電波が入りにくい、または入らないエリアへの対策として2010年度中をメドに基地局を倍増する計画などの「ソフトバンク電波改善宣言」も発表。
この宣言では、個人宅向けや、店舗/企業用の小型基地局(フェムト)を無料提供することを発表。また、店舗/企業向けに無線LANルータの無料提供なども予定している。いずれも、5月10日より受付を開始する。
□ニュースリリース(USTREAMスタジオの開設)
http://www.softbank.co.jp/ja/news/press/2010/20100328_01/index.html
□ニュースリリース(ソフトバンク電波改善宣言)
http://www.softbankmobile.co.jp/ja/news/press/2010/20100328_03/index.html
(2010年 3月 29日)
[AV Watch編集部 中林暁]