シャープ、米AT&T向けに「MediaFLO」対応端末を出荷

　シャープは、携帯電話向けマルチメディア放送「MediaFLO(メディアフロー)」に対応した携帯電話端末「STX-2」を、米国最大手の通信会社AT&T向けに出荷開始した。米国でAT&Tにより7月25日より販売予定。

　3型のタッチパネル対応ワイドQVGA液晶とQWERTYキーボードを搭載した携帯端末。MediaFLOに対応し、ニュースやスポーツ、ドラマ、音楽など最大で15チャンネルのテレビ放送を楽しめるほか、FacebookやTwitterなどのSNSとの連携が可能となっている。外形寸法は114×56.6×14.8mm、重量は約142.5g。

　AT&Tでは、2008年からMediaFLOを活用した「AT&T Mobile TV」の商用サービスを開始している。

　なお、日本においては、地上アナログ停波後のVHF-HIGH帯を用いたマルチメディア放送として、KDDIやクアルコムなどが出資したメディアフロージャパン企画が展開を予定。フジテレビやNTTドコモ、スカパーJSATらが出資するマルチメディア放送(mmbi)と、MediaFLOの2つの陣営が同帯域を使った携帯機器向け放送サービスの実現に向けた認定取得を争っている。

STX-2