ラステーム、バランス出力も可能なUSB DDコンバータ

-24bit/192kHz対応、高精度クロック搭載/非同期伝送


RUDD14

 ラステーム・システムズは、24bit/192kHz対応のUSB DDコンバータ「RUDD14」を12月27日に発売する。価格は56,700円。

 USB Audio 2.0規格に対応し、最大24bit/192kHzをサポートするDDコンバータ。USB入力×1と、光デジタル×1、同軸デジタル(RCA/BNC各1)、AES/EBUバランス×1の各出力端子を備える。同軸デジタルやAES/EBU出力には、低ジッタで立ち上がりが高速なフローティング型のパルストランスを搭載する。

 PC側のクロックから独立したアシンクロナス(非同期)モードで動作し、Bit-perfect Digital Audioで忠実な音を再生できるという。±1.0ppmのTCXO(温度補償型水晶発振器)により、ジッタを抑えた再生を可能にする。そのほか、パソコンの5V電源からUSBオーディオ信号を絶縁し、リップルノイズを遮断している。


背面

 Windows XP/Vista/7(32/64bit対応)ではRUDD14付属のドライバで、Mac OS X 10.6.3以降ではOS標準ドライバで動作。Windows用ドライバはASIOに対応し、Vista/7ではWASAPIも使用可能。入力対応サンプリング周波数は44.1/48/88.2/96/172.4/192kHz。量子化ビット数は16/24bitをサポートする。

 前面に96×96ドットのフルカラー有機ELディスプレイを装備。入力サンプリングレートやレベルメーターなどの各種の情報が表示できる。ディスプレイは完全に消灯することも可能。

 電源は付属のACアダプタを使用する。筐体にはアルミ押し出し材を使用して振動を抑制、フロントパネルには5mm厚のアルミ削り出し材を使用している。外形寸法は123×127×48mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約600g。



(2010年 12月 24日)

[AV Watch編集部 中林暁]