家電展示会「2011 International CES」が6日開幕

-事前イベントで三菱が3D対応DLPリアプロを展示


4日に行なわれた「CES Unveiled」の会場入口

 世界最大規模のコンシューマエレクトロニクス展示会「2011 International CES」が米国ラスベガスで1月6日(現地時間)より開幕する。

 開幕前日の5日より順次、ソニーやパナソニック、シャープ、ビクター(JVC)、Samsung、LGなどのメーカーがプレスカンファレンスを行ない、2011年以降の新製品や戦略を説明する予定。なお、既報の通り東芝は、4日に日本の報道陣向けに発表会を開催。4K対応テレビや「CEVOエンジン」などの今後の方針を明らかにしている。

 5日からのキーノートスピーチは、マイクロソフトのスティーブ・バルマーCEOらが行なう。今年の傾向として、AudiやFordといった自動車メーカーからも代表者がキーノートスピーチに登壇。Audiはプレスカンファレンスも開催する。

 これらのイベントに先駆け、4日には出展社が新製品を事前に披露する「CES Unveiled」を開催。三菱電機が2011年中頃に米国で発売予定の3D対応/92型フルHD DLPリアプロテレビを展示したほか、各社から発売前のiPod/iPad向け製品などが披露された。


プレスカンファレンスなどが行なわれるホテル「The Venetian」4日時点ではプレス向けイベントのみ行なわれている多くのプレスが詰めかけた「CES Unveiled」

 Unveiledで展示された三菱のリアプロは92型/フルHDのDMDパネルを搭載。3D表示にも対応する。2011年中頃発売予定で、価格は決まっていない。画面下部に16個のスピーカーユニットを内蔵し、音を部屋の壁に反射させてサラウンド再生が行なえることも特徴。映像だけでなく、音響でも3Dを楽しめるとしている。

 また、同会場には「2011 CES Innovations Awards」の製品もショーケースに展示。ソニーが米国で2010年10月に発売したGoogleTV対応の「Sony Internet TV Blu-ray Disc Player(NSZ-GT1)」などが出展されていた。


三菱の3D対応DLPリアプロテレビアクティブシャッターメガネを使って3D立体視が行なえる16個のスピーカーユニットを内蔵
iPadを装着できる、WowWeeの小型DLPプロジェクタ「cinemin SLICE」投写ユニット部。左側にはHDMIやアナログRGB(D-Sub 15ピン)の入力端子iPodなどの音声をワイヤレスで伝送できる、orbitsoundの2.1chアクティブスピーカー。2011年第1四半期発売で、価格は599ドルを予定
D-LinkのHDMI/SDスロット搭載ネットワークメディアプレーヤー「Boxee Box」。199ドルで発売中「Boxee Box」の画面背面端子部
Innovations Awards受賞の「Sony Internet TV Blu-ray Disc Player(NSZ-GT1)」同じく受賞製品のGoldenEar Technology製5.1chスピーカー「SuperCinema3」Sleek Audioのワイヤレスイヤフォン「SA7 Wireless Hybrid Earphones」


(2011年 1月 5日)

[AV Watch編集部 中林暁]