米Sony、Google TV採用のSony Internet TVを米国発売
-24型フルHD~46型で600ドルから。BD版は400ドル
Sony Internet TV(NSX-40GT1) |
ソニーは12日(米国時間)、Googleによる「Google TV」プラットフォームを採用し、テレビ視聴だけでなく、インターネットコンテンツをシームレスに楽しめる「Sony Internet TV」を発表した。16日より米国市場向けに展開する。日本での展開については未定。
テレビ一体型の「Sony Internet TV」は、24型の「NSX-24GT1」から、46型の「NSX-46GT1」までの4モデルを用意。市場想定価格は599.99ドル~1,399.99ドル。また、Blu-ray DiscプレーヤーにGoogle TVの視聴機能を追加した「Sony Internet TV Blu-ray Disc Player(NSZ-GT1)」も発売。価格は399,99ドル。
型番 | サイズ | 解像度 | 市場想定価格 |
NSX-46GT1 | 46型 | 1,920×1,080ドット | 1,399.99ドル |
NSX-40GT1 | 40型 | 999.99ドル | |
NSX-32GT1 | 32型 | 799.99ドル | |
NSX-24GT1 | 24型 | 599.99ドル |
型番 | 仕様 | 市場想定価格 |
NSZ-GT1 | Google TV機能内蔵 Blu-rayプレーヤー | 399.99ドル |
Sony Internet TVは、ソニーのハードウェア設計技術力とGoogleのソフトウェアのノウハウとを組み合わせ、「簡単な操作でコンテンツを楽しむことを可能とする」というテレビ。OSはGoogleのAndroidをベースにしており、放送番組からインターネット上のビデオストリーミングコンテンツまで、コンテンツの場所を意識することなく、素早く検索して楽しめるという。
Sony Internet TV(NSX-40GT1) | Sony Internet TV Blu-ray Disc Player(NSZ-GT1) |
ソニー 業務執行役員 SVP、ホームエンタテインメント事業本部長の石田佳久氏は、「世界で初めて、真のインターネットTV体験をお届けできることを光栄に思う。Sony Internet TVを通じて、魅力的で、これまでに無いコンテンツの楽しみ方を提供することで、新たな価値を創造していく」としている。
■ Androidベースで4モデルを用意。アプリのダウンロードで“進化”も
Sony Internet TVは、24~46型の4モデルとも1,920×1,080ドットのフルHDパネルを採用。32~46型はLEDバックライトを、24型はCCFLバックライトを採用する。いずれも4系統のHDMI入力やUSB端子を装備する。
Sony Internet TV Blu-ray Disc Playerは、BDプレーヤーにGoogle TVのほぼ全ての機能を内蔵したもので、テレビに接続することで、同様にシームレスにWebとテレビを楽しめる。
32~46型ではLEDバックライトを採用した薄型ボディも特徴 | NSX-24GT1 |
Android上で動作するGoogle Chromeブラウザや、IntelのAtomプロセッサにより、インターネットやテレビ番組を素早く検索し、簡単にネット上のエンタテインメントコンテンツや情報へのアクセスが可能。さらに、Dual View機能により、テレビの視聴をしながら、インターネットで見ている番組についてTwitterでツイートしたり、スポーツの試合結果を確認したり、関連の動画を探すことができる。ブックマーク機能も搭載している。
QWERTYキーボード付きRFリモコンも付属 |
さらに2011年初めには、アンドロイドマーケットからのアプリケーションのダウンロードにも対応。マーケットからダウンロードしたアプリにより、ユーザーが自由に拡張可能になる。
また、ソニーのビデオ配信サービス「Video On Demand powered by Qriocity(キュリオシティ)」に対応するほか、CNBC、Napster、NBA、Netflix、Pandora、Twitter、YouTubeなどのアプリケーションがプリインストールされている。
QWERTYキーボード付きRFリモートコントローラーにより、マウス操作やコンテンツ検索、検索キーワードの入力、テレビ本体に接続された機器の操作などが一つのリモコンから行なえる。加えて、今秋に携帯電話向けのアンドロイドマーケットからダウンロード可能になる予定のAndroid携帯端末用アプリにより、携帯をリモコンとして使うこともできる。
無線LAN(Wi-Fi)も内蔵。加えて、システムアップデートにより、将来的にも機器のファームウェアを更新し、機能を追加することが可能。Dish Networkの提供する録画機器と接続することで、HDD録画された番組の検索や、録画予約などの連携も可能となる。
(2010年 10月 13日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]