富士通、高画質のフルHD AVC撮影が可能な映像プロセッサ

-静止画連写性能を向上/低消費電力化した「Milbeaut」


MB91696AM

 富士通セミコンダクターは、イメージングプロセッサ「Milbeaut(ミルビュー)」シリーズの新製品「MB91696AM」を開発。4月よりサンプル出荷を開始する。サンプル価格は3,000円。

 「MB91696AM」は、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ、携帯電話のカメラ向けに、「静止画からフルハイビジョン動画まで撮影者の要望に応える高画質化をワンチップで実現した」というイメージングプロセッサ。

 第6世代のMilbeaut画像処理アルゴリズムを採用し、毎秒約8コマ(14M時)の高速連写と高画質化を両立。また、新開発のMPEG-4 AVC/H.264フルHDコーデックエンジンを搭載し、ノイズを抑えたフルHD動画撮影を可能にしたという。

 ARMプロセッサをデュアルで搭載し、同社の従来製品に比べ約5倍の連写性能を実現。また、画像データの転送量を大幅に削減するアーキテクチャにより、低消費電力も実現したという。HDMIインターフェイスも備える。パッケージは13㎜角。



(2011年 2月 8日)

[AV Watch編集部 中林暁]