ティアック、24bit/96kHz対応で実売1万円のPCMレコーダ

-耐高音圧設計、クロマチックチューナも搭載


DR-05

 ティアックは、TASCAMブランドのリニアPCMレコーダ新モデル「DR-05」を3月上旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は1万円前後。

 最高24bit/96kHzのリニアPCM(WAV)録音が可能なレコーダ。MP3録音や、業務用フォーマットのBWF形式にも対応する。高解像度のステレオコンデンサーマイクを搭載し、楽器演奏やバンド演奏の録音、フィールドレコーディング、会議録音など幅広い用途を想定。耐音圧が125dB SPLの耐高音圧設計で、大音量のバンドも安心して録音できるという。

 PCM録音時は、16/24ビット、44.1kHz/48kHz/96kHzに対応。MP3は44.1kHz/48kHzで、32/64/96/128/192/256/320kbpsの録音モードを用意する。記録メディアはmicroSD/SDHCカードで、付属の2GBを利用した場合、PCMの16bit/44.1kHzで最大3.3時間分録音できる。

 録音時の機能として、入力時のピークを検出して自動で録音レベルを調整する機能や、セルフタイマーレコーディング機能、3段階のローカットフィルタなどが利用できる。録音したファイルの分割/消去も行なえる。

マイク部

 再生時の機能としては音程を変えずに0.5倍~1.5倍まで速度を変更できるVSA(Variable Speed Audition)機能、音量レベルをそろえて聴きやすくするレベルアライン機能、イコライザなどを備える。音楽練習や語学学習に使える曲中ループ再生機能も搭載。

 楽器練習用にクロマチックチューナも装備。入力端子はステレオミニのマイク入力/外部入力端子と、ステレオミニのライン/ヘッドフォン出力端子。出力0.3Wのモノラルスピーカーも内蔵する。ディスプレイは128×64ドットのバックライト付き液晶。三脚穴も備えている。パソコンとの接続はUSB 2.0で行なう。

 電源は単3電池2本またはUSBバスパワーを使用。アルカリ電池「EVOLTA」使用時の連続録音時間は、24bit/96kHzのPCM録音(内蔵マイク使用)で約10.5時間。16bit/44.1kHzでは約17.5時間となる。外形寸法は141×61×26mm(縦×横×厚さ)、電池を除く重量は116g。USBミニケーブルが付属する。



(2011年 2月 18日)

[AV Watch編集部 中林暁]