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PLAY3DPC |
アイ・オー・データ機器は23日、3D対応のPC用動画/静止画編集ソフト「PLAY3DPC-DVC」をアップデートした。
「PLAY3DPC-DVC」は、動画や静止画の2D-3D変換や、3D対応カメラで撮影した動画/静止画の編集などが可能なソフト。動画/静止画それぞれの編集用と再生用ソフトで構成している。直販サイトioPLAZAにおいて、2010年11月より7,980円でダウンロード販売されている。
最新のVer.1.10にアップデートすることで、拡張子が.tsのAVCHDファイルもサポートするほか、パナソニックの3D対応デジタル一眼カメラで撮影した静止画の編集/表示も可能になる。また、同ソフトで作成/編集したMPOファイルを、富士フイルム「FinePix REAL3D」のモニターで3D表示可能になる。
そのほかにも、動作安定性の向上や、3D動画編集の性能/操作性向上が図られており、各ソフト間でファイルのドラッグ&ドロップによる移動が可能になるほか、3D再生時にマウスホイールでの再生制御機能(倍速/スローなど)が行なえる。機能追加や変更の内容は下記の通り。
●DigitalVideo3D Editorの機能追加/変更(動画編集用)- 1,920×1,080ドットのIOM高画質(3,840×1,080)設定(サイドバイサイドフル)でのファイル出力に対応
※ただし、WMVファイルの場合は、従来と同じ最大2,000×2,000ドットの出力
- 各アプリ間でファイルをドラッグ&ドロップで移動できるようになった
- ファイル名のsh、th、x、P、L、Rなどのフッター形式や、富士フイルム3D-AVI形式から、ファイルの3D形式を自動的に識別して読み込まれるようにした
- 3D鑑賞中の、マウスによる下記の再生制御機能の追加
- 再生中にマウスホイールをクリックすると一時停止/再生
- 再生中にホイールを手前にスクロールすると倍速再生
- 一時停止中にホイールを手前にスクロールするとスロー再生
- FSFファイルの保存時に、自動でIOMファイル名を流用して名前をつけるようにした。また、新規作成の場合は"_L"、"_R"を除外したファイル名を、IOMファイルを開いた場合は同じファイル名を「プロジェクトを保存」メニューで表示される「名前を付けて保存」ダイアログの"ファイル名"にデフォルト表示させるようにした
- プロジェクトファイルのFSFファイルで、左右同期あわせダイアログのBOTTOM FIELD FIRSTのチェック内容を保存するように変更
- IOMファイルのカット連結でビットレートを15Mbpsから25Mbpsに変更
- AAC/AC3/Mpeg2 Audioのビットレート設定値を、共通のビットレート値128/192/256Kbpsのみ設定できるように変更
- IOMファイル出力で"文字オーバーレイ"をデフォルトでONにするように変更
- ファイルオープン時にファイル解像度にあったモニタウィンドウサイズにするように変更
●DigitalVideo3D Viewerの機能追加/変更(動画表示用)
- 2Dファイル、3D専用ファイルでも3D鑑賞ダイアログを表示して再生できるようにした
- 3D鑑賞ダイアログにスライダーバーを追加し、シークした位置から3D鑑賞できるようにした
- 3D鑑賞中の、マウスによる下記の再生制御機能を追加
- 再生中にマウスホイールをクリックすると一時停止/再生
- 再生中にホイールを手前にスクロールすると倍速再生
- 一時停止中にホイールを手前にスクロールするとスロー再生
- 「すべての2D/立体視3D専用ファイル(IOMを除く)」で表示されているサムネイルを選び(複数選択可)、右クリックメニューでファイルのフッターを追加/変更できるようにした
※追加/変更可能なフッターは(L, R, sh, th, p, x, i, b2,a)
●DigiCame3D Editorの機能追加/変更(静止画編集用)
- 「領域の縦横比ダイアログ」を表示メニューで選択して表示できるようにした
- 2枚のペア画像から3D画像を新規作成して「名前を付けて保存する」場合に、元画像へも処理を反映するか確認するダイアログが表示されるようにした
- 3D画像の新規作成時やファイルを開く際に、「デジタルカメラから開く」機能を削除
- 拡張子.jps、rgb、tiff(tif除く)、wmfのファイルは対応外とした
●DigiCame3D Viewerの変更(静止画表示用)
- 拡張子.jps、rgb、tiff(tif除く)、wmfのファイルは対応外とした