ケンウッド、ワンセグ/SSD搭載の2DINナビ2モデル

-7型液晶/16GB SSDで実売9万円の「MDV-525」など


MDV-525

 ケンウッドは、ワンセグチューナ内蔵の2DINカーナビゲーション2モデルを2011年夏に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、液晶が7型の「MDV-525」が9万円前後、6.1型の「MDV-323」が7万円前後。

 いずれも、記録媒体にSSDを採用する2DINナビ。「MDV-525」は7型/800×480ドット液晶と16GB SSDを、「MDV-323」は6.1型/480×234ドット液晶と8GB SSDを搭載する。

 両機種ともワンセグテレビチューナを内蔵するほか、DVD再生と、USBメモリ、SD/SDHCカード(最大32GB)内のMP3/WMA/AAC/FLAC/WAV音楽再生に対応。MDV-525のみ、CDから内蔵SSDへのダイレクト録音も可能。録音モードはAACで、128kbps/最大約1,000曲の通常モードと、256kbps/最大約500曲の高音質モードを用意。Roviの音楽データベース「LASSO」を搭載し、アルバムや曲のタイトル、ジャンル、アーティスト名を表示できる。また、MDV-525のみ、SD/SDHCカードやUSBメモリ内のAVI/MP4/WMV動画再生にも対応する。

 そのほか、別売アダプタを介してiPod/iPhoneの動画/音楽再生にも対応可能。アダプタは動画/音楽両対応の「KCA-iP302」と、音楽のみの「KCA-iP102」を用意する。

 ディスプレイはTN型パネルを搭載し、白色LEDバックライトを採用。MDV-525はLEDと高精細液晶の「スーパーファインビューモニター」で、ナビ画面と動画を同時に表示する「2画面表示機能」も利用できるほか、「業界唯一」という“逆チルト”を含む7段階のチルトが可能。MDV-323は、取付角表示調整機能により、コンソール形状が上向きの車でも、画面の視認性を高められるという。さらにMDV-323はフロントパネルを脱着式としたことで、ナビをが装着していることが車外からわかりづらく、盗難防止になるという。

 音声出力は両機種とも最大50W×4ch。MDV-525のみ、同社の専用設計で音の明瞭感や量感を高める「オリジナル・バックアップ・コンデンサ」や、ナビ部からのノイズを排除する「無干渉セパレートシャーシ構造」を採用する。さらに、PCの楽曲をUSB/SDに転送できるソフト「KENWOOD Music Editor-VX」も同梱。SD/USB内の楽曲を高速で簡単に検索可能になるほか、アルバムアートの表示やサビスキャン機能、曲調の自動分類などが利用できる。音楽だけでなく映像データにも対応。

MDV-323

 ナビ機能として、両機種ともFM-VICSを搭載。2010年秋の地図データを搭載し、約3,700万件のピンポイント住所検索や、698のジャンル検索、近くの施設を探せる周辺検索などが利用できる。また、「MAPPLEガイドデータ全国約7万件」や「MAPPLE全国SA/PA情報」も収録。さらに、昭文社のガイドブックに掲載している「まっぷるコード」からの検索も可能。MDV-525には、加速や減速などから、運転の“エコ度”を判定しアドバイスする「エコメニュー機能」も搭載する。

 操作面では、高速レスポンスを特徴とする「ジェットレスポンスエンジンII」を搭載。また、データの読み込みが速い「車載スペックSSD」を搭載、高度なナビ性能と快適な操作性を実現したという。

 AM/FMチューナも搭載。AV入力として背面にRCAを搭載。MDV-323はAUX入力として前面に4極ミニプラグも装備する。いずれも、プリアウトや、リアビューカメラ用のRCAを各1系統備える。ワンセグ用アンテナやGPSアンテナ、AVケーブルなどが付属。また、別売でステアリングリモコン「KNA-300EX」(2,100円)も用意する。



(2011年 4月 19日)

[AV Watch編集部 中林暁]