EDIUS 6がソニー/ビクターの60/50p AVCファイル対応
-EDIUS Neo 3もアップデート
EDIUS 6 |
グラスバレーは1日、ビデオ編集ソフト「EDIUS 6」の最新バージョン6.03を公開した。
新たにビクターやソニー製カメラの50p/60p AVCファイル入力に対応。MP4(MPEG-4 AVC/H.264)ファイルのエクスポートに対応し、Intel Core iプロセッサによる高速なエクスポートも可能となる。また、同社ハードウェアVELUXUSシリーズにも対応する。
同様に廉価版の「EDIUS Neo 3」も最新バージョンの3.02で、ビクター/ソニーの50p/60p AVCファイル入力や、MP4ファイルのエクスポートに対応した。その他の修正点は以下の通り。(末尾[*]はEDIUS 6のみの機能)
- 特定のQuickTimeムービーのアスペクト比、解像度がEDIUS上で誤って認識される
- Final Cut Proで作成したRaylight DVCProHD 720p50のファイルがEDIUSで読めない
- 特定のMPEGファイルをEDIUSで再生すると映像が乱れる
- SONY PDW-U1からクリップをビンに登録する際にプロキシのダウンロード開始が遅い[*]
- プロジェクトファイルのロードの仕方で読み込み後の表示状態が異なる
- オーディオCDからBinに転送された素材が「Video Clip」として識別される
- SANYO Xacti VPC-FH1で録画したMP4データが正常に読めない
- XDCAM EXクリップがBinに大量にあるプロジェクトを開く際に、時間がかかりすぎる[*]
- Final Cut Pro XMLインポートの際にカラーマットの色指定ができるように改善[*]
【キャプチャ・ファイル読み込み・ソースブラウザ関連】
- Quick Titlerで複数文字枠をドラッグで選択時点線表示されない
- Binウィンドウでオーディオクリップを選択している際にタイムライン上からQuickTitlerが起動しない
- マルチカムモードで、切替ポイントをマウスで移動しても、タイムラインカーソルにスナップしない[*]
- 再生中に停止を実行すると、TLカーソルの動きが遅れて停止する
- PLRモードでIn/Out指定したクリップをタイムラインに置いた際にタイムコードが正しく表示されない
- トリムモードに切り替えた際に選択トラックのカットポイントが選択されない
- リンク/グループを一時解除した際に選択トラック上のクリップへ既定のトランジションが適用されない
- 特定の環境でトリムモードへ切り替えた際にウィンドウ下部のボタンが表示されない
- DV/HDVキャプチャの際にマーカーを打つ設定にすると1フレーム前に打たれてしまう
- 一度作成したタイトルの再修正の際に文字単位での文字間隔の設定が正しく動作しない
- タイムラインカーソルをタイムラインウィンドウの外側までドラッグして移動させ、停止した際に停止位置がずれる
- キーボードショートカットでトランジションを適用した際にフォーカスがトランジションへ移動しない
- レコーダの側にフォーカスがある際にジョグコンで操作をすると、フォーカスが更新さない
- タイトルミキサーのデュレーションを変更した際に設定が記憶されない
- ロックされたトラックのクリップがトリムできてしまう
- コンソリデートの際にタイトルクリップがコピーされない
- Binクリップのサムネイルにキャプチャ時指定したIn点のフレームが表示されない
- EDIUSで特定のQuickTitlerで使用しているイメージファイルがオフラインだった際にタイトルを読み込むとエラー表示される
- ショートカットキー(Ctrl-P)でトランジションの追加ができない場合がある
- 3way ColorCorrection設定画面のスライダーコントロールで[↑][←]キーが効かない
- 「カラーホイール」エフェクトで「セーフカラー」の設定が保存されない
- 3way ColorCorrection(ホワイトバランス)の対象色範囲指定の際にレンジ外側指定の設定が変更される
- プレイヤーで再生中にスライダーを正常な位置に移動できない
- プロジェクトのSDからHD変更に伴いタイトルを自動リサイズした場合、タイトルミキサーエフェクトが正しく動作しない
- マルチカムモード再生時、VSC/WFM表示の際にマスター画面に正しくVSC/WFMが表示されない[*]
- ラバーバンドをCTRL+SHIFT+クリックするとEDIUSが強制終了する
- GPUfxリップルをアルファ素材のトラック間に適用すると透過部分が明るくなる
【ビン/タイムライン操作・エフェクト適用・タイトル作成関連】
- DVD作成時、音声をLinearPCMのモノラルに設定できない
- DVD作成したメニューのサムネイルの解像度が粗くなる
- 制限ユーザーでDVD/BDが作成できない
- チャプタメニューのサムネイルに静止画を設定するとグレーになる
- エクスプローラでBDを開いたままDiscBurnerでそのBDに書き出しを行なうと書き込みに失敗する
【BD/DVD 作成関連】
- プロジェクト設定とデバイスプリセットの設定が一致していてもテープ出力できない
- 10bitプロジェクトにてCtrl+Tで静止画保存した際に正しく保存されない[*]
- テープアウト時、オーバースキャンサイズ設定が無視される
- エクスポートの「In/Out間のみ出力する」設定を記憶するように改善
- プロジェクト保存の際の速度を改善
- ファイル出力時のオートセーブのタイミングを出力実行時に行なうように修正
- エクスポート変換のタイミングでインターレースプロジェクトをプログレッシブ変換するとコーミングが発生する
- エクスポータのプリセット保存で詳細設定が保存されない
【ファイル/テープ出力関連】
- ネットワークプロファイルを使用した際にEDIUSの起動が遅くなる[*]
- プロファイルのアイコンの選択画面で拡張子がpsd,png以外の画像ファイルが表示されない[*]
- オーディオミキサーからのラーニング時、ビンを表示した際にレスポンスが低下する
- プロジェクト選択ウィンドウのプロファイル選択部分で空白のエリアを右クリックしてもメニューが表示される
- プロジェクト新規作成画面で、プロジェクト名に既存フォルダ名+1文字を入力すると、フォルダ名が消える
- 小数点にカンマ「,」を用いる言語OS環境で、小数値のタイプ入力時に「,」が打てない
【その他】
(2011年 7月 1日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]