地上アナログテレビ放送が本日終了

-被災3県を除く。BSアナログも終了


 NHKと民放各社は7月24日正午、宮城県・岩手県・福島県を除いて地上アナログ放送を終了した。日本のアナログテレビ放送は1953年(昭和28年)に開始、半世紀以上の歴史に幕をおろし、地上デジタル放送に移行する。

 アナログ放送は24日正午以降、放送の終了とデジタル放送への移行を呼びかける字幕画面となっており、25日になると砂嵐状態などになる。また、これと合わせてBSアナログ放送も終了する。

NHK日本テレビTBS
フジテレビテレビ朝日テレビ東京

 6月24日現在の、宮城・岩手・福島を除いた受信インフラの整備(推計)は、受信障害対策共聴施設が対応済み800万世帯(99.7%)で7月24日までに残り2万世帯(0.3%)も対応予定。集合住宅共聴施設は、対応済みが2,097万世帯(99.5%)で、「計画あり・周知済み」が8万世帯(0.4%)、未対応が1万世帯(0.1%)。戸建住宅は対応済みが2,290万世帯、未対応が21万世帯。辺地共聴施設などを含め、33万5,000世帯が未対応と見られている。

 視聴者からの相談に対応するため、総務省地デジコールセンターは7月18日以降、24時間運用となっている。

 なお、東日本大震災で特に大きな被害を受けた東北3県(岩手、宮城、福島)における地上アナログ放送の終了は2012年3月31日を期限に延長されている。


(2011年 7月 24日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]