ブラザー、HMD「エアスカウター」を事業化

-NECの現場作業向けシステムに採用


AirScouter(エアスカウター)

 ブラザー工業は、ヘッドマウントディスプレイ「AirScouter(エアスカウター)」の事業化を決定した。

 NECの現場作業向け業務向けウェアラブルコンピュータ「Tele Scouter(テレスカウター)」のディスプレイとして採用が決定し、今秋よりブラザー販売からNECに向けて出荷開始。加えて、ブラザー販売において、システム開発/構築会社を対象に営業活動を開始し、主に工場での組み立て作業支援などの産業用途での販売拡大を目指すという。


利用イメージ

 エアスカウターは、シースルー型のヘッドマウントディスプレイ。光源部に高精細の液晶パネルを採用し、光源からの画像をハーフミラーで反射させて目に投射する。これにより目の前(1メートル先に16型相当)に映像が存在しているように感じられる。

 ディスプレイ部の透過型液晶の解像度は800×600ドットで、カラーは1,677万色。ピントは約30cm~10mで調整できる。外光透過率は約50%。ディスプレイ部分の外形寸法/重量は75×40×35mm(幅×奥行×高さ)/64g。メガネフレームを含む重量は約106g。


(2011年 8月 24日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]