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Aurender、初のオーディオ向け高性能ハブ。ジッタ―&ノイズを極限まで抑制
2025年12月5日 10:00
エミライは、Aurenderブランドの新製品として、オーディオファイル向けのギガビットスイッチングハブ「NH10」を12月に発売する。カラーはシルバーとブラックを用意。価格は726,000円。
15年に渡ってネットワークトランスポート技術を磨いてきたAurenderが、“全技術を結集して開発した”と謳う同ブランド初のスイッチングハブ。RJ45端子×6基、SFPポート×2基の合計8ポート構成。
DLNA/UPnP、RoonなどのネットワークシステムにNH10を介在させることにより、「音楽データのジッター、ノイズ、電源品質を極限まで最適化し、ネットワークオーディオに新たな次元をもたらす」としている。
心臓部には、周波数安定度<0.005ppmという超高精度OCXO(恒温槽付水晶発振器)を搭載。FPGA同期制御により、全ての内部動作を単一のマスタークロックに完全同期させることで、タイミングの不一致を根絶している。
背面には、10MHz/50Ωの外部マスタークロック入力(BNC)を搭載しており、より高精度な外部リファレンスクロックとの統合も可能。システム全体のクロック精度を極限まで高めることができる。
RJ45端子を搭載したポートには、最大7重の絶縁フィルタを実装。ルーターや接続機器から侵入する電気的ノイズを段階的に除去し、音楽信号の純度を保つ。さらに、光ファイバーによる光絶縁が可能な2基のSFPポートを搭載。電気的結合を完全に排除することで、理想的な信号伝送を実現するという。
筐体は、精密加工された高剛性アルミニウムシャーシとなっており、外部振動と電磁波による干渉を効果的にシールド。内部の敏感な回路を保護してくれる。
全ての回路は、リニアトランスからの電力によって駆動。さらに、ノイズ源となりうるDC-DCコンバーターを一切使用せず、独立したリニアレギュレーションのみで電力を供給する設計。電源由来のノイズを根源から排除し、クリーンな動作環境を目指した。
消費電力は最大26W、定格20W、スタンバイ時3.1Wという低消費電力設計。発熱を最小限に抑え、長期的な安定動作を考慮した。
各ポートの通信状況を示すLEDインジケーターは、背面パネルのトグルスイッチから全インジケーターを消灯することもできる。
外形寸法は430×355×56mm(幅×奥行き×高さ、スパイク装着時は高さ68mm)。重量は8.0kg。SFPケーブルアセンブリー2m×1本、CAT-7 LANケーブル3m×1本、電源ケーブルを付属する。






