パナソニック、17倍ズームの放送用二眼3Dビデオカメラ

-「リグ式カメラに代わる3Dメインカメラに」


AG-3DP1G

 パナソニックは、P2HDシリーズの放送用3Dビデオカメラ「AG-3DP1G」を12月より発売する。価格は304万5,000円。

 新開発の17倍二眼式ズームレンズを搭載。光軸・画角など撮影前のレンズ調整が不要で、フォーカス、ズーム、アイリスも左右二眼が同期して作動する。また、レンズのリモートコントロール(フォーカス・ズーム・アイリス・コンバージェンス)にも対応する。

 コンバージェンスポイントや視差による飛び出し、奥まり量が安全領域を超えた部分を色で表示する「3Dアシスト機能」も備えている。

 センサーは1/3型220万画素の3MOSを2基搭載。記録にはAVC-Intraコーデックを採用し、左右チャンネルそれぞれ1,920×1,080ドット、10bit、4:2:2で3D撮影できる。記録メディアはP2カード。マルチカメラ同期収録とカメラ延長システムにも対応する。

 720pでクイック/スローモーション撮影が可能なVFR(バリアブル・フレームレート)機能なども搭載。「スポーツ中継から映画製作まで幅広いシーンでリグ式カメラに代わるメインカメラとして、高品質な3D映像収録を一体式二眼式カメラレコーダーでの運用性、機動性でサポートする」としている。

 ディスプレイは3.2型/92万1,000画素。別売のビューファインダーにも対応する。外形寸法は235×667.5×270.5mm(幅×奥行×高さ)、本体重量は6kg。



(2011年 9月 14日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]