フルテック、ステレオミニケーブルや電源プラグなど

-αプロセス処理の16製品。壁コンセントも


 フルテックは、オーディオケーブルや電源プラグなどの新製品を発売した。ラインナップと価格は下表の通り。

 いずれの製品も、主要金属パーツにはαプロセス処理(-196度での超低温処理&特殊電磁界処理)を施している。

製品型番ケーブル長
端子仕様
価格
ステレオミニ
ケーブル
iD-35L 0.15M15cm
L型プラグ
4,200円
iD-35SP 0.15M15cm
ストレートプラグ
3,990円
iD-35SP 0.6M60cm4,935円
iD-35SP 1.2M1.2m5,880円
iD-35SP 1.8M1.8m6,825円
iD-35SP 3.6M3.6m9,660円
iD-35SP 5.0M5.0m11,865円
電源プラグFI-11M-N1(R)ロジウムメッキ6,615円
FI-11M-N1(G)金メッキ5,460円
インレットプラグFI-11-N1(R)ロジウムメッキ6,615円
FI-11-N1(G)金メッキ5,460円
FI-11-N1(AG)銀メッキ5,460円
壁コンセント
15A/20A
FPX(R)ロジウムメッキ8,925円
FPX (G)24K金メッキ6,930円
FPX(Cu)メッキ処理なし4,998円
電源ケーブル用
Yラグ端子
FP-209-10(R)ロジウムメッキ2,940円


■ ステレオミニケーブル

 「ADL(ALPHA DESIGN LABS)」ブランドのステレオミニケーブル。プラグはストレート型のほか、15cmモデルのみ、片側がL型/もう一方がストレート型のモデルを用意する。

 メイン導体は「α-OCC」素材に銀コーティングを施した線材で、高精度伝送によりクリアな音声を実現したという。シールドは2重構造で、シースはPVC。端子には24k金メッキを施している。ケーブル径は4mm。

15cmのモデル。左はストレート型、右はL型プラグ


■ 電源プラグ/インレットプラグ/壁コンセント/Yラグ端子

電源プラグのFI-11M-N1(R)

 電源プラグ/インレットプラグは、「FI-11シリーズ」をリニューアルしたモデル。メッキの下地を見直したほか、ケーブルクランプ部分を従来の樹脂製から特殊ステンレスに変更。この振動対策により機器のポテンシャルを引き出すという。

 電極部は、FI-11M-N1(R)とFI-11M-N1(G)が純銅素材、FI-11-N1(R)とFI-11-N1(G)/(Ag)はリン青銅素材のα-導体を採用。

 本体はナイロンとグラスファイバー。ハウジングはポリカーボネート(スケルトンブルー、ブラック)を使用する。ケーブル適応径は6.6~16.0mm径。ワイヤー適応径は10AWG/5.5sq。外形寸法は、FI-11M-N1が39×73mm(直径×長さ)、FI-11-N1が39.0×77mm(同)。

 ワイヤー取付けは、凸型に膨らんだベースと凹型のナットで線材を締め付ける機構。ワイヤーを凹型ナットのU字型ガイドで固定するため、接触面積が大きく、ワイヤーが歪むことなくホールドされるという。

FI-11-N1 (R)FI-11M-N1 (G)FI-11-N1(G)/(Ag)


壁コンセントのFPX(R)

 壁コンセントの「FPXシリーズ」は、導電性に優れ、バネ性のある燐青銅電極(刃受部)を採用。確実な接触圧が長期に渡り安定して保たれるという。新構造の電極は鋭いエッジを無くして丸みを持たせることで、電源プラグのブレード材が研磨によって傷つけられるのを防ぐほか、接触面積が17%拡大し、ロスの無い給電が行なえるとしている。

 外形寸法は104.2×33.5×28.2mm(幅×奥行き×高さ)。適応ワイヤーは10~24AWG。プラグは20A/15Aに対応する。

 電源ケーブル用Yラグ端子「FP-209-10(R)」は、厚さ1mmの純銅板材を採用し、ロジウムメッキを施している。外形寸法は25×8mm(縦×横)。開口寸法は4.3mm。適応ワイヤーは10AWG/5.5sq。


FPX(Cu)FPX(G)Yラグ端子のFP-209-10(R)


(2011年 12月 16日)

[AV Watch編集部 中林暁]