ランサーリンク、業務カメラ用ワイヤレスHDMIユニット

WHDIで30m。バッテリ駆動対応


 ランサーリンクは、カメラアクセサリーシューに搭載するバッテリー駆動式のワイヤレスHDMIユニット「WHD-11TRX70」を2月20日に発売する。価格はオープンプライスで、同社WEBサイト「ランサーWEBショップ」での直販価格は168,000円。

 HDMIのフルHD信号をワイヤレス伝送する業務用機材。ドラマ撮影やスポーツ・イベント中継などでの使用を想定しており、有線ケーブルによる撮影制限が無くなるため撮影フィールドが広範囲になるとしている。なお、国内の電波法に基づき屋外での使用は不可で、屋内使用のみ可能。

 HDMI v1.3とWHDI 1.0規格に準拠。伝送速度は3Gbpsで、最大1080/60pまでの非圧縮映像/音声信号に対応し、遅延は0.1秒、約2フレーム以下。対応音声フォーマットはI2S、PCM、SPDIF、AC3、DTS、Dolby 5.1ch。伝送距離は見通し30mまでとなる。送信機と受信器間はユニキャスト仕様で、AES128暗号化での伝送が行なわれる。なお、オプションでブロードキャストモードにも対応。送受信機ともソニーやパナソニック用のDV汎用型バッテリーアダプターを搭載可能。

 バッテリーによる連続駆動時間は3~4時間。外形寸法は送信機が42×97×31㎜(縦×横×厚さ)で、アンテナ部の高さは60mm。受信機は51×97×56mm(同)。製造は日本製。

WHD-11TRX70使用イメージ。左上が送信機

(2012年 2月 3日)

[AV Watch編集部 庄司亮一]