ドワンゴ、家電向けniconicoアプリ開発で新会社

-niconicoから独立。「QTERAS(キテラス)」


 ドワンゴは7日、niconico事業のコンシューマエレクトロニクス分野における、サービス企画開発の強化を目的とした新会社「QTERAS(キテラス)」の設立を発表。ドワンゴの100%出資子会社で、資本金は6,000万円。ドワンゴ ニコニコ事業本部コンシューマーエレクトロニクス事業部長の鈴木慎之介氏が代表取締役社長に就任している。

 ドワンゴでは、ソニーのBRAVIA用アプリで、放送中のテレビ番組に対するコメントを共有できる「アプリキャスト版ニコニコ実況アプリ」やPS Vita向けニコニコ動画アプリの「ニコニコ」を配信するなど、コンシューマ向けデバイス用のniconico各種サービスへの対応を行なってきている。また、4月28日、29日に開催した「ニコニコ超会議」では、BRAVIAやパナソニックのビエラ・コネクトに対応するアプリを参考出展した。

 新会社のキテラスでは、コンシューマ市場におけるniconico事業のより積極的かつ広域的な対応を目的とし、niconicoのサービス開発部門とは独立した独自の企画・開発環境を創出。分野別の開発案件におけるエンジニアのパフォーマンスを高め、「マルチデバイス時代に向けて多様化するコンシューマーエレクトロニクス分野へのよりスピーディーな展開を図る」としている。


(2012年 5月 7日)

[AV Watch編集部 庄司亮一]