パイオニア、3Dに合わせ11.1ch化するシアターシステム

-BDプレーヤー内蔵で実売4万円の「HTZ-626BD」


HTZ-626BD

 パイオニアは、3D対応のBlu-rayプレーヤー搭載サラウンドシステム「HTZ-626BD」を6月中旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は4万円前後。

 3D対応のBlu-rayプレーヤーと出力1,100W(フロント/リア 150W×4ch、センター250W、サブウーファ250W)のアンプを内蔵したレシーバーユニットと、フロントスピーカー×2、サラウンドスピーカー×2、センタースピーカー×1、サブウーファ×1、iPhone/iPod用クレードルなどから構成されるシアターシステム。

 Blu-ray 3DやBDビデオのほか、DVDやAVCHD、AVCREC、SACD、音楽CDなどの再生に対応したプレーヤー部を搭載。また、ネットワークプレーヤーとしても動作し、ホームネットワーク内のMP3やWMAファイル、DivX、WMV、MKVなどの映像ファイルを再生できる。加えて、YouTubeやPicasaなどにも対応する。iPhone/iPod対応のクレードルも付属し、iPhone内の音楽、映像、写真などを楽しめる。

 低ビットレートの映像コンテンツを滑らかに再生できる「ネットコンテンツモード」や、MP3などの圧縮音源を高音質化する「サウンドレトリバー」も搭載する。

 5.1chスピーカーのままで仮想11.1chの音場を再現する独自の音声技術「バーチャル3Dサウンド」を搭載。3Dの映像に合わせてテレビの後ろ側にもスピーカーがあるかのように音を再現。より臨場感ある音を楽しめるという。リモコンのバーチャル3Dサウンドボタンで、映像にあわせて3段階の効果設定ができるという。

 入力端子はHDMI×2、光デジタル音声×2、アナログ音声×1、USB×2、PORTABLE IN×1。出力端子はHDMI×1、映像出力×1。無線LANも搭載。ドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioのビットストリーム出力にも対応する。FMチューナも内蔵する。

 消費電力は190W(待機時0.3W未満)。外形寸法は430×345×62mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.4kg。リモコンが付属する。

 スピーカーは、フロント、サラウンド、センターとも、6.6cmのフルレンジユニットを搭載。再生周波数帯域はフロント/サラウンドが150Hz~20kHz、センターが130Hz~20kHz。外形寸法/重量はフロント/サラウンドが95×90×80mm(幅×奥行き×高さ)/0.3kg、センターが230×90×80mm(同)/0.7kg。

 サブウーファは、バスレフ式で、再生周波数帯域は30Hz~1kHz。外形寸法は130.5×375×420mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4.4kg。


(2012年 5月 16日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]