富士フイルム、防水・耐衝撃仕様のデジカメ「XP50」

-寒さにも強く、フルHD撮影対応。実売2万円前後


オレンジモデル

 富士フイルムは、水深5mまでの防水機能や、1.5mからの落下にも耐えられる耐衝撃構造などを備え、フルHD動画撮影も可能なコンパクトデジタルカメラ「FinePix XP50」を6月9日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2万円前後。

 カラーはオレンジ、シルバー、グリーンの3色を用意する。


シルバーモデルグリーンモデル

 「4つのタフネス機能を備えた」という製品。防水・防塵における保護規格IP68に準拠し、水深5mまでの防水、高さ1.5mから落としても耐える耐衝撃構造、さらにマイナス10度までの耐寒、砂やほこりの侵入を防ぐ防塵機能も備えている。富士フイルムでは「キャンプやビーチ、釣り、スキー、スノーボードなど、デジタルカメラを持っていくことが躊躇されるレジャーシーンでも利用できる」としている。

 撮像素子は1/2.3型のCMOSで、有効画素数は1,440万画素。レンズはフジノンの光学5倍ズームで、35mm換算した焦点距離は28~140mm/F 3.9~4.9。光学式手ブレ補正機能も備えている。

 動画はMPEG-4 AVC/H.264、拡張子はMOVで記録。解像度は1,920×1,080、1,280×720ドット、640×480ドットの30fpsで収録。音声はモノラルで、動画撮影中の光学/デジタルズームも利用可能。最速240コマ/秒のハイスピード動画撮影や、最速10コマ/秒の静止画連写なども行なえる。

 液晶モニタは2.7型、23万画素。反射防止加工を施し、強い日差しの下でも明るい撮影画像を確認できるという。周囲の光量に合わせて液晶モニターの明るさを最適に調節する自動輝度補正機能も搭載する。

 高感度で静止画を連写し、位置合わせ技術を使い、カメラ内で1枚の画像に合成する「連写重ね撮り機能」も搭載。YouTube、mixi、FacebookなどのSNSへ、撮影した動画や画像のアップロードの予約ができる「ウェブアップロード」機能も用意。お好みの画像を選んでグルーピングし、グルーピングした画像だけをカメラの液晶画面上で閲覧できる「電子フォトアルバム」機能、パノラマ写真が撮影できる「ぐるっとパノラマ360」なども備える。

 撮影補助機能として、「人物」、「風景」、「夜景」、「マクロ」、「逆光&人物」、「夜景&人物」の計6種類から撮影シーンを自動で認識し、シーンに合った撮影条件を設定する「シーンぴったりナビ」。顔検出機能「顔キレイナビ」も使用できる。

 外形寸法は99×25.6×67.8mm(幅×奥行き×高さ)。重量は本体のみで約155g、バッテリやメモリーカードを含めて約175g。記録メディアは、内蔵メモリが約95MB。SD/SDHC/SDXCカードスロットも備えている。電源はリチウムイオンの「NP-45A」を同梱。約220枚の静止画撮影が行なえる。


(2012年 5月 23日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]