パナソニック、テレビ音声用の小型ワイヤレススピーカー

-Bluetooth送信機付き。DSP処理でセリフなどが明瞭に


ブラック。右は送信機

 パナソニックは、テレビの音をワイヤレスで伝送して、手元で聴くことができるコンパクトなBluetoothスピーカー「SC-MC10」を6月14日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は15,000円前後。カラーはホワイト(W)とブラック(K)の2色。

 テレビに接続する送信機と、円形のスピーカーのセット。送信機をテレビのイヤフォン出力などに接続して、最大約10m離れた場所のスピーカーにワイヤレスでテレビ音声を伝送できる。ニュースの声やドラマのセリフを、手元のスピーカーで聴きたいというシニア層などの声に応えた製品で、フルデジタルのクリアな音声で解説者の声やドラマのセリフなどを鮮明に再生するとしている。

 Bluetooth 2.1 + EDRに準拠し、プロファイルはA2DPに対応。SCMS-Tの著作権保護もサポートする。音声コーデックはSBC。

 スピーカーは103×41.9mm(直径×高さ)のコンパクト設計で、テーブルなどに置いて使用可能。スピーカーの電源はACのほか単3電池2本でも動作でき、同社のニッケル水素充電池使用時は連続約6時間動作する。


ホワイト。送信機の色はブラックとなる利用イメージ。テーブルなどに置いて手元でテレビの音声を聴ける

 スピーカーユニットは3.6mm径フルレンジが2個で、側面にスリットを設けたデザイン。DSPを搭載し、音の歪みを演算処理によって除去することで濁りのないサウンドを実現するという。最大出力は1W×2ch。全高調波歪み率は1%。重量は電池を含めると約216g、電池を除くと約170g。

 送信部はAC電源で動作する。外形寸法は44×69×16mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約22g。



(2012年 5月 25日)

[AV Watch編集部 中林暁]