任天堂、Wii Uを12月8日発売。2モデル展開で26,250円~

-プレミアムは本体メモリ32GB


 任天堂は、次世代ゲームプラットフォーム「Wii U」を12月8日に発売する。内蔵メモリ8GBの「Wii Uベーシックセット」と、32GBの「Wii Uプレミアムセット」が用意され、価格はベーシックが26,250円、プレミアムが31,500円。カラーはベーシックがshiro(白)、プレミアムがkuro(黒)。

Wii U PREMIUM SET(Wii Uプレミアムセット)「Wii U BASIC SET(Wii Uベーシックセット)

 Wii Uは、6月のE3 2012で基本仕様などを明らかにしていたが、今回価格や発売日などが発表された。

 「Wii U」は、6.2型液晶を搭載した「Wii U GamePad」と呼ばれるコントローラと、本体部から構成されるゲーム機。GamePadと本体はワイヤレスで接続されており、GamePadにはゲーム用操作ボタンに加え、タッチスクリーン操作にも対応。テレビ画面とGamePadの画面の2つの画面を利用した新しいゲームプレイなどを提案している。

 本体の外形寸法は約172×268.5×46mm(幅×奥行き×高さ)。任天堂初のHDゲーム機となり、720p/1080pに対応する。ゲーム用に1GB、システム用に1GBの合計2GBメモリを内蔵。スロットインタイプの光学ドライブを備え、Wii U用の独自規格光ディスクを読み込み可能。Wii U用ディスクの容量は25GBで、読み出し速度は22.5MB/Sec。

 内蔵フラッシュメモリはベーシックが8GB、プレミアムが32GB。消費電力は最大75Wで、実効約40W。AV出力は、HDMIケーブル、Wii専用D端子AVケーブルなどに対応。通信機能として無線LAN(IEEE 802.11b/g/n準拠)に対応する。

 Wii U GamePadのサイズは、255.4×41×133.4mm(幅×奥行き×高さ/突起部含まず)で、重量は約500g。バッテリを内蔵しており、約3~5時間のプレイが可能。画面は16:9の6.2型で、タッチスクリーンになっており、指やWii U GamePad タッチペンで操作する。押しこむ事もできるL/Rスティック、十字ボタン、A/B/X/Yボタンなどのゲーム用ボタンのほか、電源、HOME、音量調節ボタン、TVコントロールなども備えている。

 加速度計、ジャイロセンサー、地磁気センサーを使ったモーションコントロールも可能。内側カメラやマイク、センサーバーも備えている。ステレオスピーカーを内蔵。画面左下には近距離無線通信(Near Field Communication)対応のリーダも搭載している。

 Wii U GamePadは単体ではゲーム機として動作せず、Wii U本体とワイヤレスで接続し、本体側で映像を生成し、Wii U GamePadに無線で表示する。本体とGamePad間の無線伝送時にもレイテンシ(遅延)を最小に抑える仕組みを備えているという。Wii U GamePadの単体販売も予定しており、価格は13,440円。

 ベーシックセット、プレミアムセット共に、WiiU本体のほか、Wii U GamePad、Wii U本体ACアダプタ、Wii U GamePad ACアダプタ、HDMIケーブルを同梱。プレミアムには本体縦置きスタンドや、Wii U GamePadスタンドセット(充電用/プレイ用)も同梱する。

 また、Wii U本体発売日に対応ソフト「New スーパーマリオブラザーズ U」(5,985円)と「Nintendo Land」(4,935円)も発売する。


(2012年 9月 13日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]