富士通テン、iPhoneアプリと連携する7型メモリナビ

AVN-F02iの取り付け例

　富士通テンは、カーナビ「ECLIPSE」の2012年秋モデルを発表。フラッシュメモリ内蔵型の2DIN AVナビ2製品を10月上旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、「AVN-F02i」が11万円前後、「AVN-G02」が10万5,000円前後。両機種の違いは「AVN-F02i」のみiPhoneアプリとの連携機能やBluetoothを内蔵する点など。

　いずれも7型/800×480ドットの低反射液晶と8GBメモリを内蔵するカーナビ。12セグ/ワンセグチューナを搭載し、4チューナ/4アンテナで安定した受信が可能。直射日光が当たった際の視認性を向上させる画質補正LSI「Vivid View Processor 3」も搭載する。

　別売ケーブルを介して、iPhone/iPodの動画や音楽をナビ画面で再生/操作可能。iPhoneなどのYouTube画面も表示できる。なお、iPhone 5などが対応する8ピンコネクタ「Lightning」への対応は未定としている。DVDビデオやデジタル放送を記録したDVDディスク、CDなども再生可能。USBメモリ内の楽曲も再生できる。

　「AVN-F02i」の特徴は、10月1日よりApp Storeで無償公開されるアプリ「Drivie Port」と連携できること。このアプリにはフォトビューワやアドレス帳からの目的地検索、カレンダー、アプリダウンロードの機能を搭載。11月下旬に追加予定というアプリを、Drive Portを使ってダウンロードできる。アプリの対応端末はiOS 5.0以降のiPhone 4/4S。

　AVN-F02iは、既に公開されている「Driview」、「リモトーク」などのアプリにも対応。ドライブ専用の有料音楽配信サービス「music Chef」(ETスクウェアが運営)も利用できる。さらに、Bluetoothにも対応。スマートフォンなどのワイヤレス音楽再生や、ハンズフリー通話が行なえる。

　ナビ機能の特徴は、3Dジャイロと高低差データによる自車位置精度を向上したことなど。圧縮技術「Lフォーマット」により、より多くのナビ用データを収録可能としている。ディスプレイの薄型化も実現し、車室内にフィットするという。アンプの定格出力は16W×4ch。外形寸法は180×165×100mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.4kg。

AVN-F02iのナビ画面	Drivie Port連携時のメインメニュー	iPhoneのアドレス帳から目的地設定が可能