グリーとVOYAGE、TV向けソーシャルアプリ「emocon」

番組への感情やコメントを投稿し、友人と共有


「emocon」のアイコン

 グリーと、VOYAGE GROUPは、テレビを楽しむためのソーシャルビューイングアプリ「emocon」(エモコン)を共同開発。7日に、App StoreとGoogle Playにて無料公開した。iOS 5以上のiOS端末と、Android 2.3以上の端末で利用できる。なお、対応放送は首都圏キー局の7チャンネルのみとなる。

 テレビ視聴中に、その番組に対する感情を3種類の「エモボタン」から選んで表現したり、チェックインやコメント投稿を行ない、SNSのGREEやTwitter、Facebookの友人と、感情や感想を共有できるサービス。SNS上の友人がどの番組を見ているかを知る事もできる。

 アプリを起動すると、下部にニコニコマーク、普通の顔マーク、泣いている顔マークがそれぞれピンク、イエロー、ブルーの「エモボタン」で用意されており、ユーザーがチェックインした番組に対して、感情を投稿できる。


アプリの使用イメージ。左上が番組表画面。色分けグラフで、見ている人の番組に対する感情がわかるようになっている

 アプリ内の番組表には、各局の番組名に加え、その番組を視聴している友人の人数や、番組の盛り上がりを表すグラフも表示。グラフ全体の長さはTwitter上での話題率を表している。また、グラフは前述の「エモボタン」に沿ってピンク、イエロー、ブルーに色分けされており、その番組に対して、他の人がどのような感情を抱いているかがわかるようになっている。

 「視聴する番組を選ぶ際の参考にできるほか、一人でのテレビ視聴でも、まるで友人たちと一緒に見ているように楽しむことができる」という。

 なお、「emocon」はVOYAGE GROUPの子会社であるジェネシックスが、2011年8月に公開したソーシャルテレビアプリ「tuneTV」をベースにしている。2012年8月28日に、「emocon」開発においてグリーと業務提携し、共同開発された。グリーとVOYAGE GROUPは、今後も機能強化を進めるとともに、テレビ番組とのコラボレーションにも取り組んでいくという。



(2012年 11月 7日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]