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MS、フルHDタブレット「Surface Pro」を6月7日に発売

10.6型/専用ペン付属。128GB版が99,800円

Surface Pro(別売Type Cover装着時)

 マイクロソフトは、タブレット端末の上位モデル「Surface Pro」を6月7日より国内発売する。価格は128GBのストレージメモリ内蔵モデルが99,800円、256GB版が119,800円。なお、256GBモデルは、海外に先行しての発売となる。

 自社ブランドのWindows 8タブレットで、OSにWindows 8 Proを搭載したモデル。背面に「キックスタンド」を備え、別売の着脱式キーボード兼カバーを利用することでノートPCのような使い方もできる。既発売のWindows RT搭載モデル「Surface RT」と同時に発売されたタッチセンサー式キーボード兼カバー「Touch Cover」(9,980円)や、パンタグラフ式キーボード兼カバーの「Type Cover」(10,980円)が利用可能。

 ディスプレイサイズはSurface RTと同じ10.6型だが、解像度は1,920×1,080ドットのClear Type HDディスプレイ(RTは1,366×768ドット)を採用する。カバーガラスはコーニングのGorilla Glass 2.0。10点マルチタッチに対応(RTは5点)する。

 Surface RTと同様に、軽量なマグネシウム合金の「VaporMg」ボディを採用。前面/背面の720pカメラ「HD720p LifeCam」も備える。キックスタンドで立てると22度で固定され、ビデオチャットなどにも最適としている。ステレオスピーカーやマイクも内蔵。

 Surface Pro専用のスタイラスペン「Pen」も付属。手書きメモを文字に変換できるほか、資料に手書きのサインを入れることなども可能。筆圧を利用した表現も行なえる。さらに、ペン先の反対側でこすると線が消える「消しゴム機能」も備える。持ち運び時などには強力なマグネットで本体側面にPenを装着できる。

Type Coverは着脱可能
タブレット利用時(キックスタンドを立てた状態)
Surface RT(左)とSurface Pro(右)の比較

 IEEE 802.11a/b/g/nの無線LANや、Bluetooth 4.0に対応。USB 3.0や、ミニDisplayPort、microSD/SDHC/SDXCカードスロット、ヘッドフォン出力を装備。光センサー/加速度センサー/ジャイロスコープ/電子コンパスも備える。

 CPUは第3世代Intel Core i5(GPUはIntel HD Graphics 4000)、動作メモリは4GB。Office Home and Business 2013をプリインストールする。外形寸法は約275×173×14mm(縦×横×厚さ)、重量は約907g。ACアダプタが付属する。別売で、「Mini DisplayPort-HD AVアダプター」(3,980円)や、「Ethernetアダプター」(3,980円)などが付属する。

 発売に合わせて、プレゼントキャンペーンも実施。Surface Pro/RTを購入・製品登録して応募すると、アニメ「攻殻機動隊ARISE」(第1作が6月22日劇場公開)や、アパレルブランドを展開するBEAMSやBAROQUE JAPANとコラボレーションしたTouch Cover「Surfaceデザインキーボード」を抽選で100名にプレゼントする。詳細は、6月7日の応募受付開始時に案内するという。

(中林暁)