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グアテマラ、日本方式の地デジを採用。海外で14カ国目

 グアテマラ共和国は5月30日(現地時間)、同国における地上デジタルテレビ放送方式の規格として日本方式(ISDB-T方式)の採用を決定した。海外での日本方式の採用は14カ国目となる。

 総務省はこれまで、国内の関係省庁やブラジル連邦共和国政府、コスタリカ共和国政府と連携しながら、グアテマラ政府関係者に対して日本方式の優位性について説明会を実施するなど、採用に向けた働きかけを行なってきた。

 グアテマラの通信監督庁は、2012年10月に日本方式を含む地デジ方式に関する調査や技術試験の結果を踏まえ、日本方式を推薦する旨の報告書をとりまとめ、政府内で方式決定について議論された。その後、5月30日に大統領令を通じて日本方式の採用を発表。同31日付け官報に掲載された。

 総務省は今後、グアテマラにおける日本方式の円滑な導入に向け、技術協力や人材育成などの支援を行なう予定。また、日本方式の採用国と連携し、まだ方式決定をしていないアジア・中米・南部アフリカ諸国などに対して採用を働きかけていく。

(中林暁)