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NHK、番組表APIを無償提供。番組情報を活用したアプリやサイトを制作可能に

 NHKは、放送番組の番組表データをAPI(Application Programming Interface)で提供することを明らかにした。利用開始は6月中を予定している。利用は無料だが、APIキーの発行を受けるにはNHKネットクラブへの会員登録が必要。1アカウントにつき1つのAPIキーが発行される。

 番組表APIは、全国で放送されるNHK放送番組のタイトルや放送時間などの番組情報を提供するもの。NHKは番組表APIのサイトを開設し、利用方法などを案内している。このAPIを使ったサイトやアプリケーションは、NHKの指定するクレジットを表示するなどの利用条件に基づいて公開できる。

 提供予定のAPIは、「Program List API」、「Program Genre API」、「Program Info API」、「Now On Air API」の4種類。地域や日付などを指定して、該当する条件の番組リストや詳細情報などを取得できる。各APIの仕様詳細や利用方法などは、サイト内で案内している。

 番組表APIの情報提供期間は、当日から2日間先(最大48時間先)まで。なお、これを超えて番組表APIで提供される情報をダウンロードして保持することはできない(キャッシュなどは除く)が、ユーザーの番組視聴記録などで保存することは認められている。

(中林暁)