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フォステクス、純マグネシウムのツイータ&ウーファ
各300台限定。専用スピーカーボックスも
(2013/6/10 14:46)
フォステクスは、純マグネシウム振動板のスピーカーユニットと専用スピーカーボックスを7月末に発売する。価格は、25mm径ツイータユニット「T25RD」と13cm径ウーファユニット「W130RD」が各42,000円。スピーカーボックス「YK130RD」が84,000円(1台)。いずれも数量限定で、ツイータとウーファはそれぞれ300台、スピーカーボックスは100台用意する。
内部損失が高く振動減衰性能に優れ、金属特有の鳴き(カラーレーション)を低く抑えられることなどが特徴の純マグネシウム(純度99.9%)を使用したスピーカーユニット。「自然で透明感の高い音質を得ることができる」という。
ツイータ「T25RD」
振動板にリッジドーム形状を採用した2.5cm径の純マグネシウムドームツイータ。軽量かつ高剛性でありながら、共振を分散しフラットでワイドレンジな周波数レスポンスを持つという。振動板を支えるエッジにはUFLC(ウレタンフォームラミネーテッドクロス)を使用。磁気回路にはリング形状のネオジウムマグネットを2個使用し、回路を支えるフレームには剛性の高い亜鉛ダイキャストフレームを採用する。また、入力端子には銅削り出しの金メッキターミナル、内部配線にはOFC同芯撚り線を使用し、音楽信号の劣化を防ぐという。
インピーダンスは8Ω。再生周波数帯域は1kHz~50kHz。出力音圧レベルは86dB/W。マグネット重量は48g(24g×2)で、総重量は1.08kg。バッフル開口寸法は80mm径。推奨クロスオーバー周波数は1kHz以上(-12dB/Oct)。木ネジ、ワッシャー、パッキンが付属する。
ウーファ「W130RD」
13cm径の純マグネシウムコーンを採用したウーファ。センターキャップにもリッジドーム状の純マグネシウムを採用し、コーンとの音色の統一を図り、「ウーファでありながらフルレンジと同等のワイドレンジな周波数特性を実現する」という。振動板を支えるエッジにはブチル系ゴムを使用。磁気回路には73mm径、高さ6mmのネオジウムマグネットを採用する。ロングタイプのボイスコイルは4mmのXmax(許容振幅幅)を確保し、適度なQ0値と高SPLを実現するという。ボイスコイルボビンには高耐熱ガラスコンポジット材を採用。フレームはアルミダイキャスト製。
インピーダンスは8Ω。最低共振周波数は61Hz。再生周波数帯域はf0~20kHz。出力音圧レベルは86.5dB/W。m0値は10.2g、Q0値は0.39。実効振動半径は5.4cm。マグネット重量は89g、総重量は860g。バッフル開口寸法は123mm径。推奨クロスオーバー周波数は3kHz以下。木ネジ、ワッシャー、パッキンが付属する。
スピーカーボックス「YK130RD」
YK130RDは、T25RDとW130RDの組み合わせで使用するバスレフ型の専用スピーカーボックス。ネットワークが組み込み済みなので、ユニットを取り付けるだけで使用可能。ネットワーク素子に空芯エポキシモールドコイルとフィルムコンデンサを組み合わせ、OFC同芯撚り線と圧着端子をカシメ接続している。ボックスはMDF材をバッフル、天、底、側板に使用、裏板にシナ合板を合せる事で不要振動を逃がし強度分布を最適化。これにより明瞭度が高く響きの豊かな音質を実現したという。仕上げは桜板目突き板張りにダークブラウンの塗装を施している。
外形寸法は198×228×396mm(幅×奥行き×高さ)、内容積は11.3L、総重量は5.7kg。M4キャップボルト、ワッシャー、Lレンチが付属する。