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初のDTS Headphone:Xミックス作品「マン・オブ・スティール」

Headphone:Xを体験できるアプリ「Z+Music」を提供

Z+Music(iOS版)

 ヘッドフォン向けのサラウンド技術「DTS Headphone:X」のオーディオミックスに対応した初のタイトルとして、「マン・オブ・スティール オリジナル・サウンドトラック 限定デラックス版」(販売元:WaterTower Music)が発売された。多くの映画音楽を手がけ、アカデミー賞やゴールデングローブ賞を受賞している作曲家、ハンス・ジマー(Hans Zimmer)が手がけている。

 楽曲はスマートフォンアプリの「Z+Music」から購入可能。iOS用が無料提供されているほか、Android版も近日公開を予定している。Z+Musicをダウンロードすることで、アプリ上から楽曲購入が可能(1曲170円)。また、デラックス版CDを購入した場合は、Z+Musicを通じた全24曲のダウンロード権がついてくる。

 DTS Headphone:Xは、ヘッドフォンで最高11.1chまでの音場を再現するサラウンド技術。同技術に対応したオーディオミックスを行なうことで、通常のステレオヘッドフォンで、ホームシアターのようなサラウンド体験を可能にするというもの。

 Z+Musicでは、楽曲購入だけでなく、DTS Headphone:Xを体験できるデモモードも用意。接続したイヤフォン/ヘッドフォンの種類を選択し、ヘッドフォン上で11ch(フロント×2、センター、フロントハイト×2、サイド×2、リア×2、リアハイト×2)のスピーカーの定位を体感できる。また、マン・オブ・スティール収録曲「Ignition」をフルで聴けるほか、DTS効果のON/OFFを切り替えて楽しめる。他の楽曲も一部試聴可能となっている。

接続するヘッドフォン/イヤフォン種類を選択
11.1chのスピーカー設置のような定位感をヘッドフォンで体験できる
楽曲の試聴も
DTSのON/OFF切り替えも
Z+Music上で楽曲購入

 ハンス・ジマーは、「マン・オブ・スティール サウンドトラックでは、新しいことに挑戦し、これまでにはなかった形でキャラクターとつながり、心の動きやアクションに没頭して欲しいと考えた。DTS Headphone:Xは、楽曲を書いた時のイメージそのままで聞いてもらえる素晴らしいツール。制作時に私が耳にしたものから変わることなく、サウンドトラックのすべての要素を聞いていただける」とコメントしている。

 なお、「マン・オブ・スティール オリジナル・サウンドトラック」は、iTunes Storeなどの音楽配信サイトでも購入できるが、DTS Headphone:Xを試すためには、Z+Music上で購入するか、CDを購入し、Z+Musicからダウンロードする必要がある。

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Man of Steel
[Deluxe Edition]
マン・オブ・スティール
オリジナル・サウンドトラック

(臼田勤哉)