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モリック、DTS Headphone:X対応でサラウンド音楽の再生・購入ができるアプリ「MusicLive」

 モリックとプロデュース アンド ディレクションは、対応ヘッドフォンを使い、最大11.1chのバーチャルサラウンド再生が楽しめる「DTS Headphone:X」を使った、サラウンド音声付きの映像配信・再生アプリ「MusicLive」をiOS/Android端末向けに公開。アプリ内課金で、サラウンド楽曲の配信サービスも開始している。

アプリ「MusicLive」の使用イメージ
アプリのアイコン

 アプリの対応OSはiOS 7.0/7.1、Android 4.1/4.2/4.3/4.4。動作保証済みの端末はiPhone 4S/5/5c/5s、AndroidのXperiaとGALAXY。

 楽曲配信のラインナップは2014年末に3,000曲、2015年度は海外アーティストも含めて8万曲の配信を予定。アプリは150万ダウンロードを目標としている。

 DTS Headphone:Xhは、DTSによる最新サラウンド技術で、ステレオヘッドフォンで、最大11.1chのサラウンドを実現するもの。「ヘッドフォンで聴いた音が頭の中で鳴るのではなく、自分の周りをスピーカーが取り巻いているかのように頭の外にサウンドが広がる」とする。

パナソニックの「RP-HX750」

 専用エンコードが行なわれたコンテンツを対応アプリ「MusicLive」で再生、対応するヘッドフォンで聴くと、サラウンド効果が得られる。対応ヘッドフォンとして、パナソニックから「RP-HX750」、「RP-HX550」、「RP-HX350」が発売されている。アプリ側で、接続したヘッドフォンの名前を選んでから再生を行なう。

 アプリ無料でサラウンドのチャンネルチェックができるほか、アプリ内課金システムを使い、専用エンコードされたサラウンド楽曲の購入も可能。平均的な価格は1曲400円前後。購入楽曲はアプリに格納されるほか、購入履歴はサーバー側に保存され、機種交換時の再ダウンロードもできる。

3色展開のRP-HX550

 モリックとプロデュース アンド ディレクションはサービスの魅力を、「コンサートに行きたいがチケットが取れない、DVDやBlu-rayをたくさんのスピーカーで楽しみたいが住環境などによりあきらめていた音楽ファンが、当社が配信するコンテンツを通してコンサートの感動を移動中でも手軽に味わうことができるようになった」と説明している。

(山崎健太郎)