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WiseTech、AMIの24bit/192kHz対応USB DAC兼DDC

ヘッドフォンアンプにもなる「DDH-1」

DDH-1

 WiseTechは、ヘッドフォンアンプやDDC機能などを備えたAMI製の24bit/192kHz対応USB DAC「DDH-1」を6月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は54,800円前後。

 24bit/192kHz対応のUSB DACとして利用できるほか、スタンドアロンのDAコンバータ、ADコンバータ、DDコンバータ、ヘッドフォンアンプにもなる小型オーディオ製品。入力端子はUSB 3.0と、24bit/192kHz対応の光デジタル、同軸デジタル、アナログ音声(ステレオミニ)を各1系統備えている。出力は、光デジタル×1、アナログ音声(RCA)×1、ヘッドフォン×2(ステレオ標準、ステレオミニ)。

 USB DAC利用時は、アシンクロナスUSB伝送に対応し、ジッタを最小限に抑制。Windowsでは専用ドライバが必要で、WDM、DirectX、ASIO 2.1、WASAPI排他モードなどをサポート。Mac OS Xでは標準ドライバで動作し、Mac OS X 10.6.4以降に対応する。

背面

 USBとデジタル音声入力では24bit/192kHzまで対応。DDCとしても利用できる。ボリュームはDDH-1のために生産されたというALPSポテンショメータを採用、コンデンサはパナソニックやニチコン製で、電源ノイズを低減したという。また、アイソクロナス転送時のデジタルクロックの安定のために、それぞれの周波数倍数ごとに高精度な水晶発信器を搭載している。オペアンプは、LM49860×2、NJM2114D×3で、ユーザーによる交換も可能。

 ヘッドフォンアンプとしても動作。前面にステレオ標準、ステレオミニの2つのヘッドフォン出力を装備し、16~600Ωのインピーダンスに対応。プリアンプとしても動作可能で、リアパネルのFIX/VARスイッチで、DAC本来の音量で出力する「FIX」と、ボリューム調整が可能な「Variable」を選択できる。外形寸法は114×146×45mm(幅×奥行き×高さ)。

(臼田勤哉)