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ラステーム、32bit/384KHz対応DAC「UDAC384」

USBとデジタル2系統の入力を装備。52,500円

UDAC384

 ラステーム・システムズは、32bit/384KHz対応のヘッドフォンアンプ内蔵DAC「UDAC384」を6月25日より発売する。価格は52,500円。

 32bit/384KHz対応のUSB入力と24bit/192KHz対応の光/同軸デジタル入力の3系統のデジタル入力を備えたDACで、ヘッドフォンアンプとしても利用できる。出力はアナログ音声(RCA)とヘッドフォン(ステレオ標準)を各1系統装備する。

 DACチップは、TIの「PCM5142」を搭載し、内部オーバーサンプリングにより32bit/384KHzで処理を行なう。DAC出力側に電子ボリュームを備えており、0.5dB単位での音量制御が行なえる。24.576MHzと22.5792MHzの2系統の±1.0ppm精度TCXO(温度補償型水晶発振器)を搭載し、24.576MHzで48KHz~384KHz、22.5792MHzで44.1KHz~352.8KHzの周波数をカバーする。

 ヘッドフォンの最大出力は130mW×2ch(32Ω)で、16~300Ωまでのヘッドフォンに対応する。

背面

 USBは、USB Audio 2.0(High-Speed)に対応し、32bit/384KHzまでサポート。Windows XP/Vista/7/8は、専用ドライバで対応。Mac OS 10.6.3以降ではOS標準ドライバで動作する。Windows用ドライバはASIOに対応し、Vista/7/8ではWASAPIでも使用可能。

 前面に96×96ドットのフルカラー有機ELディスプレイを備え、入力サンプリングレートやレベルメーター表示が行なえる。ファームウェアアップデート用のUSBポートも装備する。外形寸法は123×127×48mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約600g。リモコンが付属する。

(臼田勤哉)