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ラステーム、DSD対応小型USB DAC「UDAC32RD」
ASIO/DoP対応。ヘッドフォン/プリアンプ機能付き
(2013/5/20 17:27)
ラステーム・システムズは、プリアンプ/ヘッドフォンアンプ機能内蔵のDSD対応USB DAC「UDAC32RD」を5月21日に発売する。価格は52,500円。
DSDはDSD64(2.8MHz)とDSD128(5.6MHz)に対応し、ファイル形式はDSFとDIFF(DSDDIFF)をサポートする。ASIO 2.1とDoP(DSD over PCM)に対応し、Windows、MacでDSDファイルのネイティブ再生が可能。プレーヤーソフトは付属せず、Windowsではfoobar2000など、MacではAudirvana PlusなどのDSD対応ソフトの使用を想定している。
USB、光、同軸のデジタル入力計3系統を備え、全ての入力で24bit/192kHzをサポート。USB Audio 2.0(High-Speed)に対応。対応OSはWindows XP/Vista/7/8以降で、専用ドライバを同梱。Mac OS 10.6.3以降ではOS標準ドライバで動作する。Windows用ドライバはASIOに対応し、Vista/7/8ではWASAPIでも使用可能。
24.576MHzと22.5792MHzの2系統の±1.0ppmTCXO(温度補償型水晶発振器)を搭載し、24.576MHzで48kHz、96kHz、192kHz、22.5792MHzで44.1kHz、88.2kHz、176.4kHzの周波数をそれぞれ担当する。DAC ICは「PCM1795」を搭載し、DSDはネイティブに、PCMは32bit/192kHzにオーバーサンプリングして処理される。
出力はアナログRCA(アンバランス)と、標準プラグのヘッドフォン出力を搭載。ヘッドフォンは16Ω~250Ωまで対応し、最大出力は110mW×2ch(32Ω)。プリアンプ機能を備え、SMV(Smoothing-Volume)技術を搭載した電子ボリュームにより、0.5dBごとの微調整が可能。ライン/ヘッドフォン出力の個別ボリューム調整が可能で、出力音量を同期させる事もできる。
96×96ドットのフルカラー有機ELディスプレイを備え、入力サンプリングレートやレベルメーター表示が行なえる。ファームウェアアップデート用のUSBポートも装備する。外形寸法は123×127×48mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約600g。音量調整や入力ソースの切り替え、レベルメータの変更、ミュートのON/OFFなどが行なえるリモコンが付属する。