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DXアンテナ、市販BDソフトの館内自主放送も可能なHDCP対応OFDM変調器

DEM9206

 DXアンテナは、館内自主放送向けOFDM変調器の新製品として、HDCP対応のHDMI入力を備えた「DEM9206」を、8月1日より発売した。価格はオープンプライスで、想定価格は130万円前後。

 ホテルや学校、病院、公共施設などの館内自主放送システムに使用するHD/SDエンコーダ内蔵のOFDM変調器。自主制作した映像などを入力できるほか、新たにHDCP対応HDMIを備えたことで、著作権保護された市販BDソフトの映像もBDプレーヤーやパソコンなどから入力可能。学校教育機関向けのBD教育ソフトなどを、館内で放送できるようになる。マクロビジョンにも対応し、VHS映像の入力にも対応。入力端子はHDMIとコンポジット映像/アナログ音声が各1系統で、BDソフトやビデオカメラ、VHSなどの映像は、HDMI/コンポジットどちらの端子からも入力できる。

 なお、著作権保護されたコンテンツを無断で自主放送に使用することは法律で禁止されているため、同社は「本製品にて配信する全ての映像コンテンツにつきましては、必ず権利者の承諾を得たものをご使用ください」としている。

 OFDM変調された映像は、市販の地デジチューナ内蔵テレビなどで受信できる。ただし、変調した映像に加えられる信号により、市販のレコーダなどでは録画できない。キャリア変調方式は64QAM、出力チャンネルは1~62ch、C13~C63ch(90~770MHz)のうち任意の1チャンネルで、F型コネクタからRF出力する。消費電力は22W。外形寸法は210×340×44mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.5kg。ゴム足などが付属する。

(中林暁)